教室日記

トップページ > 教室日記 > 岐阜大学医学部第二外科同門会総会、吉田先生 教授就任10周年記念祝賀会が行われました。

岐阜大学医学部第二外科同門会総会、吉田先生 教授就任10周年記念祝賀会が行われました。

投稿日:2017年12月 2日 (土)

2018年12月2に平成29年度岐阜大学第二外科同門会総会、また吉田先生教授就任10周年記念祝賀会が行われました。

平成29年度 岐阜大学第二外科 同門会総会

学会報告
来年開催予定の第51回制癌剤適応研究会(2018/3/23@下呂温泉 水明館、会長:吉田和弘教授)と第39回癌免疫外科研究会(2018/5/17-18@岐阜都ホテル、会長:吉田和弘教授)について開催案内が行われました。皆様ふるってご参加の程何卒よろしくお願い致します。

名称未設定.jpg 2.jpg
制癌剤適応研究会 松橋延壽先生 癌免疫外科研究会 二村学先生

また、JDDW 2017 第15回消化器外科学会大会(2017/10/12-15、会長:吉田和弘教授)、第20回救急医学会中部地方会学術集会(2017/11/18、会長:白子隆志先生)、第30回バイオセラピィー学会(2017/11/30-12/1、会長:杉山保幸先生)が第二外科同門の先生主催で今年開催され、それぞれ開催報告が行われました。

1.jpg 2.jpg 3.jpg

JDDW2017
高橋孝夫先生

救急医学会地方会学術集会 白子隆志先生

バイオセラピィー学会
杉山保幸先生

特別講演
座長:佐治名誉教授
特別講演:先知先哲に学ぶ技術の継承と発展

4.jpg
5.jpg

吉田教授からは、特別講演とともに同門会で毎年お話いただいている1年を振り返ってお話いただきました。以下概要となります。

1.今年のできたこと
 ・学会発表は昨年よりも全体の発表数は増加しました。
  228題(昨年:179)、司会 71(70)、WS33(31)
出張日127(117)日、ASCO-GI2017など海外出張も多かった。
・学位授与2名(八幡和憲先生、杉山太郎先生)
・今年の入局者・入局希望者は12名います。
・今年も例年以上に多くのイベントがありました。(以下抜粋)
市民公開講座(3月)中井美穂さん
山口和也先生寄附講座教授就任(4月)
台湾外科学会での招聘講演(4月), 北京国際胃癌学会特別講演(4月)
外科学会ランチョンセミナー
米国DDWでのBM (シカゴ5月)、ASCOでのBM(シカゴ6月)
JDDW2017第15回日本消化器外科学会大会主催(10月博多)
日本癌治療学会ではシンポジウム、ASCO, ESMO, FACO, UICC
市民公開講座演者 (10月)
START2 試験大成功(9月)、アニマルラボでの研修(10月)
天津(中国)でのPrecision Medicine 招聘講演(11月)
インド癌学会、招聘講演、ビデオ、パネル(11月)

2.2018
年以降の目標
 ・大学病院での診療体制の確立。進入局員の獲得。
・主催学会(制癌剤適応研究会、癌免疫研究会、第57回日本癌治療学会)の成功
・臨床試験結果(GC-07、CONVO-GC1、JCOG1507、EPOC2)の発表。
・国内外人事交流の発展
(シカゴ大学、ソウル大学、北京大学、がん研有明、広島大学病理学教室)
・関連施設の拡大(松波総合病院、村上記念病院)
・小学生からの癌教育を目指した市民公開講座の実現

 毎年恒例のkey wordメッセージとして『画竜点睛』を掲げられました。故事より引用されました画竜点睛は最後の仕上げの重要さ、あるいはそれに値する物事を指します。
吉田教授はご自身の教授在任期間を3つの期間(前期・中期・後期)に分け、前期では臨床を中心に土台を築き、中期では学会活動を中心に教室の発展に尽力されてきたことをお話しされました。そして後期に当たるこれからは、さらなる飛躍のため仕上げを行っていき、後継者を育てていければという目標を掲げられました。

3.特別講演:先知先哲に学ぶ技術の継承と発展
1.岐阜大学の歩み
1875年(明治8年)に岐阜公立病院としてあゆみを始めた当院は1882年(明治15年)岐阜県医学校附属病院と名称を変更し1950年岐阜県立医科大学開設(昭和25年)、1964年(昭和39年)国立岐阜大学に移管し岐阜大学医学部となった。2004年に司町から柳戸地区に移転・開院し現在のかたちとなりました。
岐阜大学腫瘍外科教室は1956年(昭和31年)に京都大学出身の初代 竹友隆雄教授のもと開講し、1975年(昭和50年)より2代目 坂田一記教授、1980年には時代の変化とともに脳外科(山田弘教授)開講に伴う枝分かれを経て1988年(昭和63年)より岐阜大学出身である3代目 佐治重豊教授が就任されました。2003年(平成15年)には九州大学出身の4代目 安達洋祐教授が就任され、2007年(平成19年)より広島大学出身である吉田和弘教授が第5代目教授として着任されました。
昨年(2016年12月4日)、開講60周年記念式典を盛大裏に祝うことが出来ましたのも諸先輩方の尽力の賜物であったことは記憶に新しいところです。
2.教室運営の基本方針
・外科医としての技術・アートを磨くこと
・教室の「和」を大切にすること
・夢を持って臨床・研究に励むこと
・評価基準を明らかにし、最も開かれた教室にすること
(学会加入、論文、発表業績、資格取得、実績、評判)
3.臨床に対する基本姿勢と実績
 臨床試験・治験を推進できる施設こそがその領域の専門施設である
標準治療(最先端治療)を行うだけでなく標準治療を創る病院でありたい
⇒170を越える臨床試験・多施設共同研究を経験
当科P.I.での臨床試験
JACCRO GC-07(START-2)、FACO CONVO-GC-1JCOG1507(BIRDIE Trial)(Amed獲得)、JFMC44、JFMC49 (EPOC2 study)
JFMC51、JBCRG-S01 (UMIN000028774)
4.臨床につながる基礎研究
 吉田教授ご自身が基礎研究をされていた時代から話題に挙がっていたこと、疑問であったことが近年徐々に明らかにされ再注目を浴びてきています。そして当教室・他教室との共同の研究からもその成果が確認されてきました。
・molecular carcinogenesis
 Expression of TMEM207 in CRC: Relation between TMEM207 and Intelectin-1(Kenichi  Maeda)
 GPNMB participate in metastasis and interact with gastrointestinal cancer (Jesse     Tajima)
 RNA-helicase DDX6 positively regulates HER2 and FGFR2 in GC cells (Toshihiro  
Tajirika)
Clinicopathological examination about expression ARID1A in GC. (Takuji Sakuratani)
 Downregulation of ARID1A, a component of the SWI/SNF chromatin remodeling
 complex, in breast cancer (Chika Takao)
 The role of mieap in Brest caser.(Gaowa S)
・cancer and metabolism
 MiR-133b inhibits growth of human GC by silencing pyruvate kinase muscle-splicer  
 PTBP1 (Taro Sugiyama)
・chemotherapy resistance
 Decreased FANCJ caused by 5FU contributes to increased sensitivity to oxaliplatin in
 GC cells(Ryuutarou Mori)
5.新たな治療の開発
SAMIT trial, JFMC44, START trial, CONVO-GC1 trial,
BIRDIE trial,EPOC-2 trial (JFMC49), JFMC51
などの臨床試験から当教室より新たな標準治療が生み出される時代がすぐそこまで来ています。

岐阜大学医学部第二外科
吉田先生 教授就任10周年記念祝賀会

式次第
1.演奏 岐阜大学医学部 室内合奏団演奏
2.開式の辞 松橋延壽 先生
3.挨拶 同門会会長 堀部 廉 先生
4.挨拶 佐治重豊 名誉教授
5.乾杯 山本真史 先生 
6. JDDW報告ビデオ フェーズワン作成動画
7. 10年の歩み 田中善宏 先生
8. 演奏 岐阜大学医学部 箏曲部
9. 同門会代表 鷲見靖彦 先生
10. 記念品贈呈 堀部 廉 先生
11. 挨拶 吉田和弘 教授

岐阜大学医学部 室内合奏団の演奏でレセプションがスタート

4.jpg
5.jpg

各先生方から吉田教授就任10周年の祝辞を頂きました。

11.jpg 12.jpg 13.jpg
同門会会長 堀部廉先生 佐治重豊 名誉教授 乾杯の挨拶 山本真史

来年度入局予定の11名の先生方も参加され、一言挨拶を頂きました。
14.jpg

岐阜大学医学部 箏曲部 より演奏
15.jpg
吉田和弘教授より挨拶
16.jpg

大変お忙しい中、多くの先生方にご参加頂き誠にありがとうございました。

今回の同門会は、吉田教授就任10周年記念祝賀会という形で開講されました。多くの先生方にご参加頂き、皆さんと共に盛大にお祝いすることができました。今後ますます吉田教授のご活躍を心よりお祈するとともに、第二外科が更に飛躍できるよう日々研鑽を積んでいこうと思います。