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第5回 日本ハンガリー外科学会レポート

投稿日:2012年10月 4日 (木)

平成24年10月にハンガリー、ブダペストで開催された学会へ参加しました。
当医局から松橋先生のレポートをお伝えします。

開催概要
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日程:2012年10月4日(木)~6日(土)

会場:Stefania Palota(ステファニア・パレス) 1143 Budapest, Stefania road 34.-36. 

会長:Jozsef Sandor教授(Semmelweis大学) 北島政樹教授(国際医療福祉大学)

テーマ:Symposium commemorating Kiss, Regoly, Ogami, Otani. "Lessons of the Past direct us to the Future"

リンク:http://jhss.umin.jp/

第5回日本ハンガリー外科学会に参加して

平成8年卒 松橋延壽

 2012年10月4日から6日まで吉田和弘教授の御厚意で、the 5th Scientific Symposium of the Japanese-Hungarian Surgical Society:Budapestに参加する機会を得た。個人的には東欧諸国に大変興味があり、一度機会があれば行ってみたいと思っていたので英語で発表というハードル以外は大変楽しみであった。10月3日夜にブタペストに着いたが、ホテルはドナウ川を一望できる小高い丘の上にあり、夜景が大変きれいで非常に趣があった。しかし余韻に浸る暇もなく翌日の早朝からの学会参加のため発表の準備に時間を割くことになった。学会は慶応大学とハンガリー大学の交流から始まったもので、非常にアットホームな学会であった。早朝より日本から発表する先生方と一緒にバスで学会会場に移動することとなった。会場は宮殿のような建物で非常に雰囲気があった。開会式ではJozsef Sandor教授、北島政樹教授の挨拶が終わると、ハンガリー外交官職員など政府重要要職関係者のスピーチもあり、名誉ある学会であることを再認識した。自分自身の発表は、昼からポスター発表であったが、座長の高知大学小林道也教授に親切に進行していただき、不慣れな英語においてもカバーしていただいたので無事に終えることができた。

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ホテルからのドナウ川の展望
会場のステファニア・パレス
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Jozsef Sandor 教授
北島政樹 教授
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消化器外科セッション
高知大学 小林道也教授 (座長)を囲み記念撮影
発表演題[「 Short-term outcomes of laparoscopic intersphincteric resection for lower rectal cancer and comparison with open approach 」

同期の奥村直樹先生もESMOから継続して学会に参加しており、久しぶりに同期でゆっくり会話することができた。奥村先生は留学経験が多く英語が堪能であり、小生の通訳係もしてもらうことになった。学会が終わると連日夜遅くまでハンガリーの先生方によって接待交流をしていただいた。1日目は芸術の宮殿での伝統文化演劇の後に、ビール園のような場所で会食があった。2日目はドナウ川の畔にあるハンガリー科学アカデミー本館でレセプションがあった。この時も慶応大学の若い先生や藤田保健衛生大学の杉岡篤教授と会食をさせていただき、いろいろな見識を広げることができた。3日目は朝から夜12時までハンガリーの北から南、東から西と(ヘレンド・ミニ工場、博物館、世界遺産パンノンハルマ修道院、エステルハージ宮殿など)走行距離600km以上を一日で網羅する観光をさせていただいた。しかし21時ごろ会食が終わりこれからホテルまで300kmと聞いたときは唖然とした(全行程バス移動)。短期間であったが多くの刺激を受けることができた。

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1日目終了後慶応大学の若い先生たちと仲良く会食できました
ハンガリー科学アカデミー本館でレセプション
気分よく北島政樹先生を囲んで記念撮影

ハンガリーの先生達方は非常に英語に堪能で、まったく訛りのない英語で話すため、苦手な小生としては恥ずかしいぐらいであった。実は個人的にはハンガリーは医学が進んでいないのではないかと思っていた。しかし発表内容もほぼ日本の学会と遜色なく、腹腔鏡手術も同じように行っていることに驚愕してしまった。やはり自分が思っている以上に東欧も医学は進んでおり、自分が井の中の蛙であることに恥ずかしくなった。

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Sandor教授と奥村直樹先生
Sandor教授と小生(松橋延壽)
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今回このような機会を吉田和弘教授から頂き、大変感謝したい。

次回は2年後に行われるようであるが、今度は若い先生たちに同じような経験をしてもらえるよう経験させてもらった人間として受け継いでいきたい。また今後は岐阜大学腫瘍外科から世界の学会で発信できるような仕事をして、若い先生と共に医局を盛り上げていきたいと思った。