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胃がん公開講座 「もっと知ってほしい胃がんのこと 2017 in 岐阜」

投稿日:2017年1月28日 (土)

胃がん公開講座 「もっと知ってほしい胃がんのこと 2017 in 岐阜」がNPO法人キャンサーネットジャパン主催で行われました。当科より吉田和弘教授、田中善宏先生、佐治重豊名誉教授が講演をされました。
日時 平成29年1月28日
場所 じゅうろくプラザホール

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佐治名誉教授から開会挨拶

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総合司会はフリーアナウンサーの中井美穂さんでした。司会進行いただき、のちのQ&Aの際にも活発な議論を促していただきました。

基調講演

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こうすれば治る胃がん治療の最前線
吉田和弘教授

まず胃がんについて、どんな病気なのか、そのリスクについてなど疫学的なお話をされ、罹患された場合のステージごとによる具体的な治療方針についての説明、また胃がんの岐阜県の検診受診割合が少ないこと、定期的に検診を受けて、早期発見・早期治療につなげることが重要といったお話をされました。
当科で積極的に行っている腹腔鏡を用いた低侵襲外科手術について、その良好な成績や、実際の手術についても動画を用いてわかりやすくお話されました。また、切除不能な状態で発見された胃がんも抗がん剤治療と手術を組み合わせて長期生存が得られている例について実際の画像検査結果を示しながら説明がありました。

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治療効果を最大限引き出すために
田中善宏 先生

現在、進行がん症例では術前に化学療法を行って、腫瘍サイズや転移巣を縮小させて手術を行うことによって根治性を高めるケースも多くあります。抗がん剤治療は、副作用が強いといったイメージがあるかと思いますが、当科ではその支持療法として栄養療法に力を入れて行っています。食事の摂り方や内容、また栄養補助剤の使い方、その意義についてアニメーションを用いてわかりやすく説明されました。こういった支持療法もあり、副作用を少なくおさえて、抗がん剤治療の恩恵を受け、良好な成績、QOLを得ることができております。

また、他にも当院消化器内科荒木寛司先生からピロリ菌感染について、早期胃がんに対する内視鏡的治療などについて講演がありました。

胃がん経験者である高橋和奈さんから実際に胃がんを経験されてのお話がありました。

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Q&A トークセッションとして、会場にお越しいただいた皆様からの質問にその場でお答えしていきました。
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胃がんの罹患者は年12万人を超え、男女合わせると全てのがんの中で最も多いがんです。近年の医療の進歩により、胃がん領域でも新たな知見が出てきています。
この公開講座では、胃がんに関する正しい知識と、最新の情報を専門家から皆さんにお伝えし、早期発見・早期治療につなげるため、また実際の胃がんの検査や治療について知って頂く目的で行われました。
当日ご参加頂いた市民の皆様、大変ありがとうございました。

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