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若手外科医のための胃がん手術セミナー

投稿日:2017年7月29日 (土)

2017年7月29日に、がん研有明病院 消化器センター長 佐野 武先生をお招きし、若手外科医のための胃がん手術セミナーが行われました。

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岐阜大学大学院医学系研究科腫瘍外科学分野教授、吉田和弘先生が座長をされ、
一般講演として、
岐阜市民病院外科の櫻谷卓司先生と岐阜県総合医療センター消化器外科部長の長尾成敏先生にご講演いただきました。
櫻谷先生からは「当院における開腹胃癌手術-胃間膜の概念を元にしたリンパ節郭清-」と題し、間膜の発生解剖学的観点から意識したリンパ節郭清を、手術ビデオを流しながら講演してもらいました。
また長尾先生からは「食道胃接合部癌:左胸腔アプローチの下部食道噴門側胃切除術」と題し、食道胃接合部癌に対しこれまで経験してこられたその他のアプローチも含めてそのメリットデメリットを教えていただきました。

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座長 吉田 和弘 教授
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櫻谷 卓司 先生 長尾 成敏 先生

特別講演として、佐野 武先生より「TNM分類と胃癌取扱規約・ガイドラインをどう使い分けるか」とういうテーマでご講演いただきました。

TNM分類の歴史的変遷と、日本における胃癌取扱規約への影響などご自身が取扱規約の編集に関われた経験も交えて非常に分かりやすく教えていただきました。特に胃癌取扱規約は胃癌診断に、ガイドラインは治療に、とうまく使いわけることを強調され、術前診断から手術、術後治療を行う上で実臨床に携わる先生方にはとても勉強になったかと思います。また、冒頭でお話しされた日米における胃癌ステージ別の予後の違いを病理標本の扱いや統計的なトリックとして指摘された点はとても興味深い内容でした。

フロアからも活発に質問があり、出席された先生方には非常に実りのある会であったかと思います。

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佐野 武 先生
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謝辞
胃癌における我が国そして世界のトップリーダーであられる佐野武先生に岐阜に来て頂き、岐阜の若手外科医を中心に胃癌レクチャーをして頂けたことは今後の若手医師の医師人生に大きな影響を及ぼしてくれる事と思います。また益々佐野武先生が世界の胃癌治療をリードして頂けると確信致しました。お暑い中岐阜に来て頂き、本当にありがとうございました。岐阜の若手外科医一同感謝申し上げます。

文責:田島ジェシー雄 松橋延壽