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岐阜腫瘍外科ミーティングが開催されました。

投稿日:2018年1月12日 (金)

2018年1月12日に岐阜都ホテルにおいて、特別講演ならびにディスカッションのパネリストとして国立がん研究センター東病院 消化管内科長 吉野 孝之先生をお招きし、岐阜腫瘍外科ミーティング(CRCC-GIFU)が開催されました。
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吉田教授が座長を務められ、はじめに特別講演として吉野先生より「大腸癌薬物療法の最新の話題」と題し、今回のディスカッションのメインテーマである、抗VEGF抗体、特にアフリベルセプトを中心にご講演いただきました。

ベバシズマブ、ラムシズマブ、アフリベルセプト3剤の作用機序の相違点を解説していただくとともに、VELOUR試験などの臨床試験、サブ解析結果も含めご教授いただきました。
アフリベルセプトは2次治療においてもレスポンスが20%と良好である点、1次治療で早期PDとなった症例においてもFOLFIRIに対し有意に上乗せ効果が示されている点も強調され、2次治療のレジメン選択の重要性を再認識いたしました。また昨年吉野先生がchairmanを務めて行われたPan-Asia Consensus Meetingについても写真や話し合われた内容の詳細を紹介していただき、海外で先頭に立って臨床試験を先導されている姿を講演内で拝見拝聴することができ大変感銘を受けました。

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座長 吉田 和弘 教授
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特別講演 吉野 孝之 先生

特別講演後は、吉野先生にもパネリストに加わっていただき、高橋孝夫先生の司会のもと「大腸癌治療における2次化学療法の治療戦略」についてディスカッションが行われました。5例の仮想症例を提示していただき、各関連施設の代表先生1名ずつ13名がディスカッサントとなり2次治療レジメンについて、特に抗VEGF抗体3剤のいずれを選択するかについて意見が交わされました。

<パネリスト>
岐阜大学病院   松橋延壽先生 吉田和弘教授
岐阜県総合医療センター 田中千弘先生
岐阜市民病院 松井康司先生
恵那病院 北村文近先生
金山病院 天岡望先生
高山赤十字病院 八幡和憲先生
揖斐厚生病院 佐野仁哉先生
岐北厚生病院 田中秀典先生
村上記念病院 市川賢吾先生
大垣徳洲会病院 西科琢雄先生
木沢記念病院 坂下文夫先生
犬山中央病院 福井貴巳先生

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司会 症例提示 高橋 孝夫 先生
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アフリベルセプトは1次治療早期PD症例、肝転移のみの症例、(KRAS mutで)2次治療でもレスポンスを期待したい症例、において有効であり積極的に選択できることをディスカッションの中で学ぶことができ、大変有意義な会であったと思います。

その後の吉野先生を囲んでの懇親会でも、吉野先生のオンコロジストとして、教育者としての熱い人柄に触れることができ、とても楽しい一時を過ごすことができました。

昨年11月に引き続き遠い岐阜まで講演に来ていただき、誠にありがとうございました。医局一同感謝申し上げます。

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