診療科等別プログラム

泌尿器科

泌尿器科の後期臨床研修は,1)専門医コース,2)大学院コースの2つが選択できます。

専門医コース

泌尿器科の専門医取得には、初期臨床研修2年間および泌尿器科専門研修4年間の計6年間の研修が必要です。この期間に学会参加、学会発表等の条件を満たすことにより専門医資格試験の申請が可能となります。
4年間の泌尿器専門研修期間中は岐阜大学医学部泌尿器科およびその関連施設のうちの専門医基幹教育施設において泌尿器科専門研修を行い、知識・技術の習得をおこないます。

卒後1年目:(卒後初期臨床研修)

卒後2年目:(卒後初期臨床研修)

卒後3年目:岐阜大学医学部附属病院医員として泌尿器科医としての初期研修を1年間行う。

卒後4年目~5年目:下記の専門医基幹教育施設(2カ所以上)において泌尿器科専門研修を行う。(希望者には透析を中心とした施設での研修も行う。)

卒後6年目:岐阜大学医学部附属病院において泌尿器科専門教育を行う。

※当泌尿器科の基幹教育施設(年間手術件数,腎不全関係やESWLを含めず)

岐阜県総合医療センター(332),大垣市民病院(590),岐阜市民病院(429),大雄会第一病院(245),掛川市立総合病院(271),ト ヨタ記念病院(179),長浜赤十字病院(163),彦根市立病院(207),高山赤十字病院(141),岐阜赤十字病院(107),中濃厚生病院 (138),松波総合病院(116),木沢記念病院(116),揖斐厚生病院(124)…以上順不同

大学院コース

臨床および基礎研究に興味があり、早期に医学博士号を取得したい場合の選択として大学院コースがあります。初期臨床研修後、直ちに泌尿器科大学院に 入学する場合は、4年間のうち2年間は泌尿器科専門研修期間と認められるため専門医取得には大学院卒業後さらに2年間の泌尿器科専門医研修が必要です。大 学院は初期臨床研修終了直後だけでなく随時入学は可能です。また大学院以外でも研究生として6年間以上の研究歴があれば医学博士号の取得は可能です。

卒後1年目:(卒後初期臨床研修)

卒後2年目:(卒後初期臨床研修)

卒後3年目~6年目:大学院

卒後7年目~8年目:専門医基幹教育施設あるいは大学にて泌尿器科専門研修を行う。

到達目標
1 外来診療における研修目標

プライマリーケア・スクリーニングを含む外来診療を、適切に実施する能力を養う。

  1. 適切な問診を行い、その結果から疾患群の想定を行い必要な検査法の体系化ができる。
  2. 泌尿器科的諸検査を実施または指示し、所見を判定することができる。
  3. 泌尿器科領域における症候に対して適切な鑑別診断ができる。
  4. 様々な泌尿器科疾患について十分な知識を持ち、必要に応じて適切な治療方針をたて、外来で治療可能な疾患に対して対応できる。
  5. 尿路変向術後・神経因性膀胱・透析の患者などに対して適切な助言ができる。
  6. 定期的な経過観察の必要性のある疾患または病態を理解し、通院計画を立案できる。
  7. 外来で可能な救急処置ができ、診療に伴う偶発症に対処できる。
2 入院診療における研修目標

主治医として泌尿器科領域の基本的臨床能力を持ち、 入院患者に対して全身、局所管理、が適切に行える。

  1. 適切な問診を行い,身体の診察を行い,正確に記載する。
  2. 入院患者の病態の考察と分析を行い,必要な検査を選択し適切な治療計画を立てることができる。
  3. 非手術患者については,専門的治療を主体性を持って実施し,その効果につき正しく評価ができる。
  4. 患者,家族に対して正しく情報を伝え,了解の上医療をすすめる。
  5. 術前術後の全身管理と対応が適切にできる。
  6. 偶発症に対して迅速かつ適切な処置がとれ,さらに蘇生術ができる。
  7. ターミナルケアについて適切な対応ができる。
3 泌尿器科領域の手術について
1.下記の手術を執刀医として実施できる。
卒後4年目(泌尿器科専門2年目)までに習得
精巣固定術
精巣摘除術
環状切除術
経皮的腎瘻造設術 など
卒後5年目(泌尿器科専門3年目)までに習得
経尿道的前立腺切除術
経尿道的膀胱腫瘍切除術
経尿道的膀胱砕石術 など
2.下記の手術を指導医のもとで自ら実施できる。
卒後5年目(泌尿器科専門3年目)までに習得
経皮的腎砕石術
経尿道的尿管切石術
膀胱部分切除術
シャント造設術 など
卒後6年目(泌尿器科専門4年目)までに習得
根治的腎摘除術
腎尿管全摘除術
腎部分切除術
腎盂形成術
膀胱全摘除術
前立腺全摘除術
回腸導管造設術 など
3.泌尿器科領域の非手術的治療について治療法の原理と方法を理解し、実施できる。
体外衝撃波結石破砕術
悪性腫瘍に対する全身化学療法
血液浄化法(血液透析,腹膜透析)
全身感染症の薬物療法

※他の専門医,認定医制度について
泌尿器科専門医取得後はさらに専門知識を身につけることにより透析専門医,泌尿器腹腔鏡技術認定医といった資格を取得することができる。

プログラム例
1 専門医コース
3年目(泌尿器科専門1年) 岐阜大学医学部附属病院での研修
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
←研修開始宣言→                  
4年目(泌尿器科専門2年) 専門医基幹教育施設での研修
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
5年目(泌尿器科専門3年)専門医基幹教育施設での研修
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
6年目(泌尿器科専門4年) 岐阜大学医学部附属病院での研修
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
専門医 試験 合格通知 認定申請 認定審査
受験申請
⇒ 7年目 4月1日付で専門医認定
2 大学院コース(初期研修終了後すぐに入学する場合)
3~6年目 大学院 (4年間のうち2年間が泌尿器科専門研修として認定される)
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
←研修開始宣言→
3年目のみ
7年目(泌尿器科専門3年) 大学あるいは専門医基幹教育施設での研修
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
8年目(泌尿器科専門4年) 大学あるいは専門医基幹教育施設での研修
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
専門医 試験 合格通知 認定申請 認定審査  
受験申請  
⇒ 9年目 4月1日付で専門医認定

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