診療科等別プログラム

麻酔科・疼痛治療科

麻酔科の後期臨床研修は、1)専門医コース,2)大学院コース,3)標榜医取得コースの3つが選択できます。1965年2月に麻酔科が特殊標榜科目になり ましたが、この特殊標榜科目とは他の一般標榜科目と違い、特定の基準を定め、その基準を満たす者のみに標榜を許可する科目であり、この資格を持たない限り “麻酔科”とは名乗れないわけです。
標榜医取得のためには、医師免許を得た後、麻酔の実施に関して十分な修練を行うことのできる医療機関(麻酔部門の責任者として,十分な指導を行う医師が常 時勤務していること、また麻酔科医が管理する麻酔症例が年間200症例以上であること等)において、十分な指導を行う医師のもとで、2年以上専ら麻酔の実 施に関する修練を受けていること(手術における麻酔に関する業務に週30時間以上従事している場合)、あるいは医師免許を得た後、2年以上麻酔の業務に従 事し、かつ、気管挿管による全身麻酔を主な麻酔担当医として300症例以上実施した経験を有していることが必要になります。
また,麻酔科専門医の取得のためには、麻酔科標榜医である麻酔科学会正会員が麻酔科認定医の申請を行い(書類審査)認定医となった後に、2年以上麻酔科関 連業務に専従し、申請手続き(臨床実績・学会出席・学会発表・論文業績等)の上に,筆記試験・口頭試験・実技試験に合格することが必要になります。

専門医コース

卒後1年目:卒後初期臨床研修

卒後2年目:卒後初期臨床研修

卒後3年目:岐阜大学医学部麻酔・疼痛制御学医局員(医員等)として麻酔科医としての初期研修(手術麻酔管理を中心に)を1年間。

卒後4年目:
岐阜大学医学部麻酔・疼痛制御学医局員(医員等)または麻酔科認定病院(学会指定研修病院)において研修し、麻酔科標榜医および認定医を取得。

卒後5~6年目:
更に岐阜大学医学部麻酔・疼痛制御学医局員(医員等)または麻酔科認定病院(学会指定研修病院)において研修
卒後7年目秋に専門医認定試験受験

  1. 卒後4年目に麻酔科標榜医および認定医が取得できます(書類審査)。
  2. 卒後4~7年目の研修は、大学を含めて麻酔科認定病院(学会指定)で臨床麻酔・疼痛治療(ペインクリニック・緩和医療)・集中治療(重症患者管理)の内容をそれぞれの病院に即した形で研修を行います。
  3. 当科関連病院で麻酔科認定病院(学会指定研修病院)は以下の病院があります(2007年4月現在)。
    岐阜県 岐阜県総合医療センター,県立下呂温泉病院,岐阜市民病院,岐阜赤十字病院,松波総合病院,中濃厚生病院,岐阜社会保険病院
    愛知県 中部労災病院,総合大雄会病院,名城病院,独立行政法人国立病院機構名古屋医療センター,JR東海総合病院
  4. 専門医の上に、指導医資格があり、専門医取得後5年で申請資格が得られます。

卒後初期研修の間に上記麻酔科認定病院(学会指定研修病院)で麻酔科選択を行った場合(必修・選択とも)標榜医の取得には期間が加算されるために、取得ま での期間が短縮されます。ただし、専門医(認定医)取得のためには、日本麻酔科学会員である必要がありますので早期に加入して下さい。

大学院コース

臨床だけでなく、臨床研究・基礎研究に興味がある、比較的短期間で医学博士号(甲種)を取得したい(大学院に入らなくても臨床を通常通り行いながら研究を行い学位(乙種)を得ることも可能です)には大学院コースがあります。

卒後1年目:卒後初期臨床研修

卒後2年目:卒後初期臨床研修

卒後3年目:岐阜大学医学部麻酔・疼痛制御学医局員(医員等)として麻酔科医としての初期研修(手術麻酔管理を中心に)を1年間。

卒後4年目以降:
大学院入学。通常の大学院生と社会人大学院生(医師等の身分を有したままのもの;夜間を中心に単位を取得する)があります。

卒後5~7年目:
大学院生として研究を行う。時間の許す限り、臨床の手伝いもしながら、臨床の知識・技術とも維持・獲得しながら研究活動を行う。社会人大学院生の場合、短期間大学以外の麻酔科認定病院(学会指定研修病院)で臨床研究を行う期間も含まれる。
この間に卒後7年目秋に専門医認定試験受験。

卒後4年目に麻酔科標榜医および認定医が取得できます(書類審査)。

標榜医取得コース

将来的に他科で研修したいが、資格としての麻酔科標榜医を取得した後に,外科系各科へ進むことを希望するもののコースがあります。

卒後1年目:卒後初期臨床研修

卒後2年目:卒後初期臨床研修

卒後3年目:岐阜大学医学部麻酔・疼痛制御学医局員(医員等)として麻酔科医としての初期研修(手術麻酔管理を中心に)を1年間

卒後4年目:岐阜大学医学部麻酔・疼痛制御学医局員(医員等)または麻酔科認定病院(学会指定研修病院)において研修し,麻酔科標榜医および認定医を取得

卒後5年目:他の診療科(外科系各科等)での研修開始

  1. 卒後4年目に麻酔科標榜医および認定医が取得できます(書類審査)。
  2. 卒後5年目までの研修は,大学を含めて麻酔科認定病院(学会指定)で臨床麻酔・疼痛治療(ペインクリニック・緩和医療)・集中治療(重症患者管理)の内容をそれぞれの病院に即した形で研修を行います。

卒後初期研修の間に上記麻酔科認定病院(学会指定研修病院)で麻酔科選択を行った場合(必修・選択とも)標榜医の取得には期間が加算されるために、取得までの期間が短縮されますので、その時点での他科での研修開始が可能になります。
日本麻酔科学会が示す麻酔科医とは次のような要件を満たすことが要求されています。
「麻酔科医は、周術期管理,救急・集中医療,ペインクリニック,緩和医療,総合診療などを主たる活動領域とし、医学・医療全般に深く関わり、医学生から研 修医,麻酔科認定医,麻酔科専門医さらに麻酔科指導医にいたるまで、各段階と資格に応じた医療と学術を担う能力の修得と向上をはかる。」


岐阜大学医学部附属病院 地域医療医学センター MEDC 内視鏡 東海キャリアPro