診療科等別プログラム

精神科

岐阜大学精神病理学分野・精神神経科は、一貫して臨床を重視し、そこに基盤を置いた教育,研究を目指してきました。その姿勢は、若林愼一郎前教授の「精神医学は精神疾患から心の不健康状態に至るまでの幅広い領域を対象とするが、とくに、患者の主観的病的体験に直接的に対面し、個人的生活史や性格の問題なども含め全人的に病んだ存在としての患者に,身体医学とは異なった独特の方法論によって、すなわち精神病理学的にアプローチしようとする医学の一分野である。…精神病理学は精神の多様な異常現象を心理的次元において記述し、定義し、了解の可能性を探り、心理的治療の道を求める精神医学独自の基礎的学問であり、精神病理学なくして臨床精神医学は成り立ち得ないということができる」という言葉に如実に現れています。1993年、小出浩之教授が就任してからも、この方針は引き継がれ、より精力的に推し進められ現在に至っています。現在は、精神病理学的手法の下に各種精神疾患に対する臨床,教育,研究を行い、その活動もリエゾン精神医学,児童青年精神医学,老年精神医学,司法精神医学,地域精神保健福祉といった領域に拡がっています。精神科後期臨床研修もそういった流れの中で行われます。

精神科の後期臨床研修は1)専門医コース,2)大学院コースの2つが選択できます。精神科診療を行うに当たって、精神保健指定医や日本精神神経学会専門医の取得は不可欠です。どちらのコースもそれらの早期取得を目指します。そのためには,3年間の後期臨床研修の中で、統合失調症,躁うつ病,中毒性障害,児童・思春期障害,症状性・器質性障害,認知症等々の症例を措置入院,医療保護入院といった種々の入院形態で経験しなければなりません。1つの施設で全ての症例を担当するのは困難なため、関連病院の医師との間で拡大医局会を構成し、研修や地域医療に配慮した公平で民主的な人事交流を行っています。また、精神科診療は、精神障害者の社会復帰支援,職場や地域のメンタルヘルスの向上といった点からも広く展開していかなければならないものです。そのためにも、精神科医は広い現場で臨床経験を積んでいく必要があり、ここにも拡大医局会を構成した意義があります。

専門医コース

卒後1年目:卒後初期臨床研修

卒後2年目:卒後初期臨床研修

卒後3年~5年目:拡大医局会に入会してもらい、この間に大学病院,総合病院・公的機関,精神科単科病院で研修を行います。多くの症例を経験し、精神保健指定医や日本精神神経学会専門医の取得を目指していただきます。

卒後5年目以降(後期研修終了後):大学病院や公的機関を含めた関連病院で、 精神保健指定医,日本精神神経学会専門医として診療や地域での活動,教育,研究の中核的な役割を担っていただきます。

大学院コース

早期に医学博士号を取得したい方は、卒後3年目以降,夜間大学院に入学して下さい。専門医の研修を行いつつ、臨床に基づいた精神病理学的研究を行っていただきます。

◎関連病院・公的機関
精神科医が拡大医局会を構成し、人事交流を行っている関連病院には以下のものがあります。互いに協力しながら、精神科研修,地域医療を行っています。

総合病院(精神科有床)
岐阜大学病院,岐阜市民病院,岐阜赤十字病院,羽島市民病院
総合病院(精神科無床)
岐阜県総合医療センター,大垣市民病院,揖斐厚生病院,郡上市民病院,土岐市立総合病院,中津川市民病院,総合大雄会病院(愛知県)
単科精神病院
社団法人岐阜病院,黒野病院,岐阜南病院,大垣病院,西濃病院,不破ノ関病院,養南病院,各務原病院,のぞみの丘ホスピタル,大湫病院,聖十字病院,慈恵中央病院,下呂谷敷病院,須田病院,犬山病院(愛知県)
公立機関
岐阜県精神保健福祉センター,岐阜大学保健管理センター

◎お問合せは、下記ホームページ,メールアドレスまでお願いします。
HP:http://www1.gifu-u.ac.jp/~psy/
Email: welcome@gifu-u.ac.jp


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