ごあいさつ

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岐阜大学医学部・同附属病院女性医師就労支援の会は2009年10月、女性医師のキャリア形成支援を目的に発足しました。
岐阜大学医学部地域医療医学センターに支援窓口を設け、同センター村上啓雄教授、操奈美先生、白木育美先生、森光華澄先生とともに活動しています。

この会には次にあげる2つの大きな柱があります。

1.女性医師の勤務環境の整備・支援

女性医師が辞める原因で最も多いのは出産・育児ですが、継続して続けられるような、そして早期に復帰できるような、温かい支援、働きやすい環境作りが必要と考えています。岐阜大学男女共同参画推進室(室長:林 正子副学長)と連携して、学内保育園の充実、病児・病後児保育、学童保育、メンター制度、女性研究者の研究支援補助者制度、短時間勤務制度などを行っています。学内外に女性医師問題の意識改革を図るために、岐阜大学男女共同参画推進室および岐阜県医師会男女共同参画委員会と共催で、随時、テーマ毎の講演会を開いています。また、女子医学生と若手女性医師との懇談会、職員の子供さんたちの職場見学を兼ねたキッズ・サマー・スクールも行っています。

2.医師としてのプロフェッション意識の浸透・充実

医学部1年および4年生の、男女を問わず全員に、医師のワーク・ライフ・バランスおよび女性医師支援の取り組みについてレクチャーをしています。長期的視野に立って、使命感にあふれた、骨太の医師を育成したいと考え、今後も活動していきたいと思っています。

女性医師が生き生きと、充実感をもって活躍できることを目的とした、このような多様な支援は、すなわち医師全体の勤務環境を見直し、改善することであり、また医師としてのキャリア形成を考えることにつながると考えています。岐阜県の医療全体を考える上でも重要と考え、今後も努力を続ける所存です。多くの医師、医学生にこの会に参加していただきたいと願っています。
関係の皆さまのご助言、ご協力を今後ともよろしくお願い申し上げます。

2011年3月
岐阜大学医学部・同附属病院女性医師就労支援の会代表
岐阜大学医学系研究科皮膚病態分野教授
清島真理子

岐阜大学医学部地域医療医学センター 〒501-1194 岐阜市柳戸1-1