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看護師が活躍するチーム

チーム医療

岐阜大学病院では専門職が互いに連携、補完し合い、患者の状況に的確に対応した医療を提供しています。特に、患者、家族を中心に組織横断的に活動する5つのチームでは専門看護師、認定看護師がその専門性を発揮し、活動しています。
各チームの活動を紹介します。

感染対策チーム ICT:Infection Control Team

生体支援センター 感染管理認定看護師

感染対策チームは、感染の発生や拡大を最小限にとどめるよう精力的に活動しています。チームメンバーは、医師・看護師・薬剤師・臨床検査技師の4職種から構成されています。現在、当院には4名の感染管理認定看護師が配置されており、1名が専従としてチームメンバーに加わっています。チーム内の看護師の主な役割は、院内の耐性菌検出状況の把握と対策の確認、感染防止技術に関する手順やマニュアル作成および教育、看護部感染対策委員会の運営およびリンクナースの育成などです。その他に、平成24年度の診療報酬改訂に伴い、県内加算施設との合同カンファレンス、相互ラウンドを行い、自施設のみでなく県内の感染制御の質向上に向けて取り組んでいます。

呼吸療法サポートチーム(RST:Resperatory Support Team)

ACCC 集中ケア認定看護師

呼吸療法サポートチームは生体支援センターの1部門として、院内での活動を行っています。呼吸療法に特化した(資格を持った)医師・看護師・理学療法士・臨床工学技士が集まり、週1回の病棟ラウンドや4回/年の定例会議、メディカルスタッフ向けの研修の開催などを行っています。病棟ラウンドでは院内の人工呼吸器装着患者の呼吸器離脱に向けた援助や、呼吸理学療法・医療安全の視点でのチェックを行っています。患者さんと一番接することが多い看護師からの相談が多く、現場で直接、指導や相談にのることでタイムリーに対応できることが、チーム活動の利点だと思います。チーム内での看護師の役割は、他職種との連携の要になることと、病棟スタッフが相談しやすい雰囲気を出すこと、そして時に代弁者になることではないかと考えています。皆が、患者さんのために何ができるのかを一緒になって考えていくことを大切にしています。

褥瘡対策チーム(PUT:pressure ulcer team)

生体支援センター 皮膚・排泄ケア認定看護師

生体支援センター内に設置され、専従看護師(皮膚・排泄ケア認定看護師)1名と専任の医師、薬剤師、管理栄養士で構成されている。チームは1回/週、患者カンファレンスとラウンドを行い、関連診療科と情報を共有しながら、褥瘡治癒に向けて適切な支援を行っている。専従看護師は、褥瘡発生リスクの高い患者や、褥瘡発生した患者に対し、定期的なアセスメントや適宜ラウンドを行い、病棟スタッフと協働し適切な支援と管理を行っている。患者の直接的なケア以外にも、病棟スタッフの褥瘡対策やスキンケアに関する教育や指導、院内褥瘡対策マニュアルの整備、褥瘡発生の動向のまとめと報告を行う等、褥瘡対策の周知に努めている。

緩和医療チーム

医療連携センター がん看護専門看護師

こんにちは、緩和医療チームで活動しているがん看護専門看護師です。緩和医療チームは、がんの診断を受けた時期の患者さんから終末期の患者さんを身体面対応の医師、精神面対応の医師、看護師、薬剤師、栄養士がコアメンバーとなってがん患者さんを全人的にケアしています。
緩和医療チームでの看護師の役割は、主治医から緩和の依頼を受け、患者さんの情報をアセスメントします。その上で、身体面対応医師、精神面対応医師、もしくは薬剤師、栄養士の誰が対応することが、患者さんの問題を解決できるかを検討し、チームメンバーに対応を依頼しています。また、コンサルテーション型チームとして週に1回薬剤師、栄養士と共にチームで病棟ラウンドを行います。病棟看護師と共に患者の問題を検討し、ケアの方向性を検討します。その後、緩和医療チームカンファレンスで医師を含めて検討して緩和ケアの示唆を病棟にフィードバックします。看護師が対応困難と感じる患者に対しては、患者へのカウンセリングの実践、身体面のアセスメントを行いケアの実践をします。
緩和医療チームの看護師として心がけていることは、まずは患者さんの苦痛を理解することに努め、そのケアを行う看護師の困難感をサポートしながら、院内外のリソースを活用し問題解決を目指しています。また、緩和ケアは倫理的問題を含んでいることが多く、倫理的視点から多職種に問いかけを行い、患者さんを尊重する医療の提供に努めています。

 

栄養サポートチーム(NST:nutrition support team)

病棟東6階 摂食・嚥下障害看護認定看護師

NSTとは、医師、歯科医師、栄養士、薬剤師、看護師など、多職種が協力して、安全かつ有効な栄養管理を行うための医療チームです。  当院のNSTは、医師、管理栄養士、薬剤師、看護師(摂食・嚥下障害看護認定看護師)からなるチームです。活動内容は、主治医からの依頼に基づいて栄養アセスメント、栄養状態の管理、症状コントロール等の栄養管理を行っています。  当院のNST活動における看護師の役割は、大きく3つあげられます。まず、栄養管理に必要な患者の情報をチームに提供することです。看護師は患者に身近に接する機会が多く、継続した関わりができる職種です。患者の主観的・客観的情報の中から栄養管理に必要なものを見極め、NSTメンバーへ情報提供するコーディネーターの役割があります。 次に、栄養管理について指導を行うことです。看護師は栄養管理の実施者であるため、栄養管理に関する知識や技術が必要です。院内研修等で栄養管理に関する指導を行っています。 最後に、摂食・嚥下障害看護認定看護師として栄養障害の原因となっている摂食・嚥下障害に対して介入を行っています。 今後も各専門性を生かしながらチームで患者一人ひとりをサポートしていていきたいと思います。