よくある質問

FAQ
回答

蕁麻疹とは、数十分から数時間持続する痒みを伴う膨疹を特徴とします。発症してから6週間以内のものを急性蕁麻疹、6週間を越えたものを慢性蕁麻疹と呼びます。食物、薬剤、物理的刺激、発汗刺激、運動、疲労などが背景として関与するといわれていますが、慢性蕁麻疹の多くは特定の原因を同定することが困難です。治療としては原因や悪化因子が判明しているものは除去・回避を行うこと、抗ヒスタミン薬を中心とした内服治療を行います。最近は原因不明の難治性慢性蕁麻疹に対して生物学的製剤の注射(抗IgE抗体:ゾレアⓇ)の治療も行っております。

皮膚科 川村美保