看護師募集に関するQ&A
研修
Q. 就職希望者に対して、見学・体験見学(インターンシップ)をすることができますか。
A. 病院見学は就職説明会やインターンシップのときに実施しております。開催日時はHP等でご確認ください。“百聞は一見にしかず”と言いますから、是非見に来てください。
Q. 先輩看護師に会って話を聞く機会がありますか。
A. 就職説明会、インターンシップ時に先輩看護師の話を聞く機会を設けています。
Q. 看護部長に会って話を聞く機会がありますか。
A. 就職説明会時に看護部長の話を聞く機会を設けています。
Q. 就職説明会はありますか。
A. 岐阜大学医学部附属病院主催の就職説明会は年5~8回開催します。開催日はHP等で確認ください。
Q. 年間を通じた新人教育プログラムがありますか。
A. 新人教育プログラムは充実しています。1年間で配属された部署の基本的な看護を、先輩の指導を受けながらできるようになることを目標としています。新人教育プログラムは、①新入職看護師教育ガイドライン、②クリニカルラダー、③社会人基礎力の3つの柱で構成しています。教育提供方法は、年間20研修の集合教育、配属部署毎の年間教育計画、自宅でも自習できるeラーニングシステムがあります。この他にも希望に応じて岐阜県看護協会主催の多くの研修や、院内で開催されるセミナーや研修会を受講することができます。
Q. 新人個々の実践レベルに合わせた指導の体制がありますか。
A. 配属部署の大まかな新人教育計画は新人担当副看護師長が作ります。入職後の看護の経験により個人差が出てくる場合や、計画通り進まない場合は、状況に応じて新人担当副看護師長がひとり一人の成長に合わせて教育計画を修正します。指導者も新人ひとり一人にあった教育方法を工夫しています。
Q. 新人教育担当の看護師がいますか。
A. 教育体制は新入看護師の相談役の新人担当看護師(プリセプター)、看護技術を教える経験豊かな実地指導者、配属部署の新人教育計画に責任を持つ新人担当副看護師長を配置しています。当院では新人担当看護師や実地指導者だけでなく、すべての看護師が指導者という考え方で教育に当たります。この他、新入職者支援看護師が月に1~2回病棟を横断的にラウンドし、新人看護師を支援しています。
Q. キャリア開発のための研修制度について教えてください。
A. 日本看護協会によるクリニカルラダーに基づいた教育を提供しています。ラダーレベルは初心者~Ⅴ5段階、管理者のラダーベルは2段階となっています。各ラダーレベルに応じた院内教育プログラムを提供しています。その教育は集合研修と配置部署での現場教育がマッチするように計画されています。
平成28年度からはキャリアパスを導入し、クリニカルラダー教育の延長線上に「看護管理者」「特定の専門性を持つ看護師」「ジェネラリスト」「看護教員」を示しています。看護職を一生の仕事として自分のキャリアを考え、学び続ける教育システムが整っています。
Q. 資格を目指すための制度について教えてください。
A. 特定の専門性を持つ看護師を目指す人には「認定看護師」「専門看護師」「特定行為看護師」の研修受講への支援制度があります。看護管理者を目指す人には、認定看護管理者研修である「ファーストレベル」「セカンドレベル」研修の受講支援があります。この他、岐阜大学大学院への社会人入学時の授業料の補助があります。岐阜県立看護大学には「がん看護」「慢性疾患看護」「小児看護」の専門看護師育成の大学院があり、仕事と両立しながら専門看護師を目指せます。
Q. 医療安全確保のための研修はありますか。新人にはどのような研修がありますか。
A. 病院内には「医療安全管理室」があり、医療安全のために職員に研修を行っています。入職直後に新入職員全員が受講する医療安全研修があります。その他、全職員が受講する医療安全に関する研修が年2回あります。
また、Safety plusというeラーニング教材では看護をするうえで役立つ学習をすることができます。
Q. 職場の暴力対策として、どのような組織的な対応がされていますか。
A. 病院では患者や家族からの暴力は絶対に許さないという方針で対応します。病院には「患者・家族からの暴力・暴言・セクシャルハラスメント等に対する対応マニュアル」があます。もし、暴力発生時にはこのマニュアルに沿って対応すると、警備員が駆け付けてくれます。警備員や元警察官のOBである保安員による院内の定期的巡回も行っています。また、事務部門にある医療サービス課では、患者クレームに早期に対応し、患者の暴力行為に発展しないように関わっています。
給料
Q. 給料の仕組みについて教えてください。
A. 基本給は支給額のベースとなる部分です。勤続年数・経験・昇進昇格に伴って段階的に引き上げられます。期末・勤勉手当(ボーナス)もあります。手当としては、通勤・住居・扶養・時間外・夜勤・待機・資格手当があります。給与額については「募集要項」をご覧ください。
夜勤
Q. 交替制勤務について教えてください。
A. 1日の勤務時間は7時間45分です。勤務には、大きく分けて日勤と夜勤があります。日勤の中には早出、遅出があります。夜勤の勤務体制には16時間夜勤の変則2交代制と12時間夜勤の2交代制、そして、8時間夜勤の3交代制があります。当院では、看護師の健康上の観点から16時間夜勤から12時間夜勤への変更を推進しています。
Q. 新人の夜勤はいつ頃から始まりますか。
A. 夜勤導入は入職後1~2ヶ月頃になります。最初は先輩がどんなことをしているのか知ることから始め、徐々に自分でやれることを増やしていきます。夜勤で独り立ちできる時期としては、部署の特性や新人個々の能力により多少の違いがありますが、だいたい入職後3~6ヶ月で自立していきます。
Q. 夜勤の練習はありますか。
A. 入職後1~2ヶ月を目途に夜勤の練習を始めます。夜勤者は3~4名ですが、その夜勤要員にプラスαの夜勤者として新人を配置し、指導者とともに常に夜間業務が経験できるようにしています。
Q. 夜勤の間に休憩や仮眠はとることができますか。
A. 16時間夜勤の変則2交代制勤務では、夜勤者が交替して休憩時間を90分とることができます。12時間夜勤と8時間の3交代制勤務では、休憩時間は60分とることができます。休憩場所は、各部署に仮眠ベッドや寝具が準備されています。
休日・休暇
Q. 休日・休暇について教えてください。
A. 4週間の間に8日間の休日があります。その他、有給休暇は1年間で20日間あり、法律で定められた5日以上は必ず取得することになっています。その他、夏季休暇6日の取得ができます。休暇は結婚休暇、忌引き、産前、産後休暇、介護休業、介護部分休業など、国立大学法人として休業制度も整っています。
相談・サポート
Q. 職場での不安・トラブルは誰に相談すればよいですか。
A. 基本的には誰もが指導者という方針で新人のサポートを行っています。特に新人担当看護師には身近な先輩として相談役となるよう指示してあります。新人担当看護師以外にも、実地指導者・新人担当副看護師長・看護師長・新入職者支援看護師等に相談してください。この他の相談先として、相談室「ラベンダールーム」や「こころの相談室」を設けています。そこでは、教育担当看護師長・新入職者支援看護師・カウンセリング担当看護師が相談に乗る体制を整えています。もし、ご希望があれば専門家への相談も検討できます。
Q. 安心して働くために、医療安全・労働安全衛生はどのようになっていますか。
A. 医療安全については、病院として医療安全管理室が設置されています。管理室の中には、専任で医師・薬剤師・看護師のゼネラルリスクマネージャーが各1名ずつ配置され、組織横断的に活動しています。また、部署には1~2名ずつのリスクマネージャーが配置され病院職員の安全を守っています。
労働安全衛生については、職員への健康診断を年2回行っており、必ず受診していただき健康管理をしています。流行性疾患の抗体価の検査も行っており、抗体がない場合は予防接種を行っています。また、針刺し事故防止では安全装置付注射針の導入、感染対策では汚染物からの暴露防止のためのディスポ製品の採用、放射線曝露防止のための勤務者への教育、作業環境の点検・安全教育等を実施しています。この他、勤務者への静かな休憩室の確保や施設なども整えています。休息施設として24時間使用できる職員専用ラウンジもあります。
福利・厚生
Q. 職員宿舎について教えてください。
A. 看護・職員宿舎には、構内看護・職員宿舎があります。寮の広さは、30㎡のワンルームタイプで安価で入居できます。入職後最高3年まで入寮可能です。
Q. 職員向けのレクリエーションや福利厚生施設はありますか。
A. 岐阜大学看護自治会主催の様々なレクリエーションが企画されます。福利厚生施設としては、休憩室、シャワー室、仮眠室、職員ラウンジ、図書館などがあります。全国的に文部省共済組合員優待価格で共済組合宿泊施設を利用したり、生命保険や車の保険が格安で契約できるなど、賢く使うとお得なサービスがあります。
子育て支援
Q. 子育て中の先輩看護師はいますか。
A. 育児支援制度は充実していますので、制度を使い子育て中の看護師は大勢います。
Q. どのような子育て支援がありますか。
A. 育児休暇、育児部分休業(小学校就学始期まで)、育児短時間勤務制度があります。岐阜大学内に保育所があります。病児保育も行っており、保育園には行けない場合に病児保育に預けて働くことができます。
育児支援制度は充実していますが、育児休業中から復帰後のことを考えて家族の協力体制や社会資源の活用など環境を整えていく必要があります。そこで、休業中から職場復帰後の準備ができるように育児休業を取得する看護師に対して復帰支援プログラムを実施しています。同時期に復帰する職員同士の仲間づくり、育児中の情報交換会となっています。休業中は毎月、看護部からニュースレター、研修受講案内、自治会親睦会の案内等を送付しています。
その他
Q. 看護師の年齢構成はどのようですか。
A. 当看護部の年齢構成割合は、20歳代300人(48%)、30歳代185人(29.4%)、40歳代88人(14%)、50歳以上55人(8.6%)20代看護師が約半数をしめます。平均年齢は34歳です。
Q. 就職者の専門学歴の内訳を教えてください。
A. 令和4年度採用の新入職者の学歴の大卒割合は90.0 %、です。令和1~3年度採用者出身校一覧の詳細は、ホームページをご覧ください。県内看護大学の増加により大卒割合は増えていますが、大卒も専門学校卒も入職以後は同じ教育プログラムを提供しており、学歴によるコンプレックスを感じる必要はありません。
Q. 看護専門学校の出身で職場に適応できるかが不安です。
A. 配属部署の同期とすぐに仲良くなって、一緒に勉強したり、食事に行ったり、励まし合ったりしています。また、新人担当看護師をはじめ、先輩看護師も新入職者の職場適応を促すように支援してくれます。また、新入職者支援看護師の配置や相談室の設置により、新入職者・在職者のメンタルサポートも充実しています。どのような不安も早めに伝えていただければ、問題なく職場適応できます。
大卒の同期と比較して自分にコンプレックスを持つ必要はありません。場合によっては教育計画を見直してもらい、自分のペースで確実に看護師として成長していきましょう。
Q. 採用時の配置希望を聞いていただけますか。
A. 採用面接の際、希望された配置場所に極力配置しています。第3希望までをお尋ねしますので、ご希望をお聞かせください。特定の場所に希望者が集中した場合には、ご本人と相談の上調整します。また、仕事を始めた後、職場に適応できないなど悩みを抱えた場合には、早めに相談してください。配置転換も柔軟に考えます。
Q. 電子カルテ化の病院でどのような仕事をするのか不安です。どのような研修や教育がありますか。
A. 4月採用の方には、入職後、電子カルテシステムの概要と自習用模擬カルテを使用し、実際に操作訓練を実施する研修を行います。その後、病院情報システムチェックリストを用い、新人担当者、実地看指導者、看護情報委員、記録委員などが現場で教育を行います。電子カルテの操作は、繰り返し使用することで習得することができますので、心配をする必要はありません。中途採用者には、随時行っております。
Q. 4月採用以外にパートタイマーではなく常勤としての採用枠がありますか。
A. 現在は欠員が生じた場合のみ採用を行いっています。病院ホームページに臨時で募集案内をします。
※欠員が生じた場合、看護師資格のある方については、応募のあった時点で面接を行い、採用を決めています。内定者の採用時期についてはご本人との調整後でも可能です。但し、採用当初は「任期付職員」という身分になります。給与、休暇および各種保険等の就労条件は「任期なし職員」と変わりません。詳細は、総務課人事係にお問い合わせください。
Q. 有資格者のパートタイマーの採用について教えてください。
A. 週15時間~30時間で働ける時間を調整させていただいています。たとえば週2~3日の曜日ごとの勤務も可能ですし、始業開始時間も相談に応じます。また、就業にあたり所得制限がある場合には、面接の際に申し出てください。
パートタイマーの看護職員は40名程います。
パートタイマーの看護職員の配置場所は外来、病棟、手術部、放射線部です。
Q. 中途採用者の業務への導入に支障はありませんか。
A. さまざまな教育背景の看護師が就職されていますので、教育支援には細心の注意を払って行っています。ご本人の努力する気持ちがあれば問題ありません。
Q. 男性看護師の就労状況について教えてください。
A. 令和3年10月現在、男性看護師は58名います。配置場所は半数が一般病棟、半数が手術部、ICU、ACCCとなっています。配置場所はご本人の希望を優先した配置を行なっています。
Q. 日勤のみの希望ですが、「常勤」として採用していただけますか。
A. 最初から全く夜勤ができないという条件であれば、パートタイマーでの採用になります。特別な資格やスキルをお持ちでしたらお話を伺いますので一度問い合わせをしてください。