海外学会体験記

WGC(world glaucoma congress)が2023/06/28-07/01までローマで開催されました。
当科からは、澤田医師、松尾医師、井畑医師が参加しました。

以下、井畑先生の体験記です。

COVID-19感染症の世界的大流行による、外出自粛や学会中止などを経験し、国内外の学会に赴く機会も減少していましたが、昨今、徐々に落ち着きを取り戻してきております。
そんな折に、今回RomaでWGCが開催されるとのことで、入局2年目の年に初めて海外の学会発表に参加させていただきました。今回演題登録させていただいたのは、術中マイトマイシンを使用したTLEの術後眼圧と、視野狭窄の進行の経過を観察したもので対象症例は、1286名に上るものでした。除外項目の設定など行ったうえで最終的に120症例を対象としましたがデータの解析に途方もない時間を要しました。上級医の先生方にもアドバイスいただき、作成にもご協力いただき、何とか演題登録を済ませることができました。
そして当日いざ、イタリアの地に足を踏み入れましたが、初めてのヨーロッパで、なかなか慣れないことも多く、最初は緊張感あふれていましたが、街並みや海外の方との交流もあり、徐々に楽しむ余裕が出てきました。学会会場に到着し、ポスターを展示した後に、たくさんのポスター発表、特別講演などを拝見させていただきましたが、知識や英語がまだまだ未熟ということもあり、なかなかすべてを理解することは難しく悔しい思いもしましたが、とても勉強になりました。会場におられる先生方も、いたるところでディスカッションなどされており、世界で活躍されている先生方のストイックさに感銘を受けると同時に、とても刺激的であり、いつか自分もディスカッションなどに積極的に参加できるようになりたいという目標もできました。
この気持ちを忘れず、今後の学会発表や、臨床にいかしていきたいと思いました。
このような貴重な機会を与えてくださった先生方、並びにご指導、ご鞭撻いただいた先生に感謝申し上げます。 ありがとうございました。

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