feature 当医局の特徴
科長から
はじめまして、令和7年8月に岐阜大学医学部眼科教授に就任いたしました久冨と申します。岐阜大学眼科には素晴らしい緑内障診療の伝統があり、最大限に活かしていきます。私はこれまで網膜硝子体疾患を中心に様々な疾患の手術、研究を行ってきました。臨床では増殖糖尿病網膜症や増殖硝子体網膜症などの網膜硝子体疾患、緑内障、白内障など多様な疾患に取り組んできました。特に地域の需要に応えるべく、最先端の診断機器を用いた正確な診断と手術療法を心がけています。今後も網膜硝子体疾患に対する小切開硝子体手術や緑内障に対する低侵襲緑内障手術、硝子体手術併用チューブシャント手術も積極的に行っていきます。今後もご紹介、御支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
私は自身の経験から、岐阜大学でも是非、眼科を志す先生方や患者様と共にと一緒に取り組み、多くの治療例や手術症例数をもとに、疾患治療、臨床研究、基礎研究を続けていきたいと考えております。まだやりたいことが見つかっていない先生方には、やりがいが見つかるよう、幅広く門戸を開いて素晴らしい機会を提供したいと思います。またやりたいことがすでにある先生には、それぞれの先生方がやりたい方向で、やりたいことができるよう積極的に応援したいと考えております。興味がある方向でないと長続きしませんし、興味がある方向へ、どんどん発展して欲しいと思っています。
岐阜大学眼科はともに成長していくことを楽しみにしている医局です。皆さんもぜひ一緒に新しいことにチャレンジしてください。
科長
久冨 智朗TOSHIO HISATOMI
岐阜大学眼科について
岐阜大学医学部は地方大学でもあり、都心の大学と比較すると規模は小さいですが、和気あいあいとアットホームな雰囲気でやっております。専攻医の先生達のやっている一挙一投足に目が届き、大学病院ならではの珍しい症例、難症例にも触れる頻度が高く勉強になります。環境に慣れ、勉強がきちんとできていると判断したら、少しずつ白内障手術に挑んでもらいます。また、珍しい症例に関しては症例発表やまとめて報告し、興味のあることがあれば研究して論文作成を目指してもらいます。
先々代の北澤克明教授、先代の山本哲也教授は緑内障を専門としており、県外から多くの患者さんが通院されていました。令和3年5月から坂口裕和教授、令和7年8月から久冨智朗教授が就任し、網膜硝子体手術を専門としています。今までの緑内障はそのまま継続し、分野の違う網膜硝子体手術を増やし発展させていきます。眼科の手術は細かく不器用だとできないと思われる人もいるかもしれませんが、実は不器用な人でも上手になります。手術に興味のある人はぜひ岐阜大学眼科にお越しください。手取り足取りお教えします。