センター長挨拶
 内視鏡手術手技の習得は外科を志す若い医師には必要不可欠です。なぜなら近年の外科手術における内視鏡手術は多くの外科系分野で導入され、精緻で質の高い手術を可能にし、外科医の教育にも貢献しているからです。実際に解剖や手技が見られる手術は何よりも良い勉強になります。

センター長 岩田 尚
今後益々普及していくこの手術手技を若い外科医が効率的に修得し、さらなる外科手術技術の向上を目指すために、当センターは設立されました。

 当センターはドライラボ部門とアニマルラボ部門からなり、ドライラボは、14台の内視鏡外科手術用トレーニングボックスに加え、ダヴィンチシミュレーター、LAP Menter、RobotiX Mentorを装備しております。 常時使用可能であり、仕事の合間にも技術の研鑽が可能です。アニマルラボは、岐阜大学の獣医学部の獣医師による麻酔管理下に豚2頭の内視鏡下手術が可能な全国でも珍しい施設です。

 外科医不足と言われる外科の現場では、とにかく若いうちから外科技術を向上させることが重要と考えられます。
手術を受ける患者さんからよく耳にする会話・・・
「手術の内容は理解しました。」
「ところで手術は先生がやってくれるのですか?」
このことはすなわち、患者さんはどんな方でもうまい外科医、切れる外科医に手術してもらいたいという容易に理解できる患者さんの希望であります。

一方、外科医を目指す若者は
「早く切らせてくれないかなー」
「術前、術後管理ばっかりでは自分の技術は全く向上しない!」
「論文書くより、早くかっこいい外科医になりたい!」
このことはすなわち、切れる外科医になりたい!技術を追求する医者でありたいという容易に理解できる若者の希望です。

 スーパードクターは言い過ぎかもしれませんが、切れる外科医になってもらいたいものです。当施設を有効に利用して立派な外科医になりましょう!!
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