DEPARTMENT
palliative care
急性期病院である当院においては、終末期や臨死期に限らず初期のがん患者さんにも対応しています。また、症状緩和をより短期間に図り、在宅療養につなぐ短期緩和医療にも重点を置くことを目指します。
これらの医療を円滑に遂行するためには、医師・看護師・薬剤師・栄養士・医療ソーシャルワーカーからなる緩和医療チーム(コアチーム)と、各診療部門より推薦のあったスタッフや看護師から成るサポートチームで構成されたメンバーの協力を得て身体症状、精神症状のある患者さんとそのご家族に対する緩和医療を積極的に行っています。
平成25年度がん診療連携拠点病院機能強化事業(厚生労働省)により、チーム医療や外来を含めた診療の質の向上を目指し、緩和ケアの提供体制について院内組織基盤の強化を図るため、都道府県がん診療連携拠点病院に「緩和ケアセンター」を整備することが求められ、平成25年度に当院に設置しました。
事例検討会医師・看護師・薬剤師・栄養士・医療ソーシャルワーカーからなる緩和医療チーム(コアチーム)と、各診療部門より推薦のあったスタッフや看護師から成るサポートチームで構成されたメンバーの協力を得てそれぞれの専門性を生かし治療や種々のケアを含むサポートを行っています。週1回の緩和医療チームカンファランス、さらには必要に応じての病棟でのケースカンファランスの開催を通じて、より良い医療が提供できるように努めています。また、在宅医療、緩和ケア病棟、ホスピスへの連携にも連携センターを通じて取り組んでいます。また、がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会を医師のみならず看護師・薬剤師等コメディカルの方の参加を得て毎年1回開催しています。