教授挨拶
私の使命は医学部生および研修医には魅力ある医師そして外科医像を伝え、その意志を共感できる仲間を増やしていくことであると思っています。そして医局員には社会的使命の自覚を持たせ、人として和を尊重し、謙虚である姿勢とともに、医学への好奇心をいつまでも持ち続けられる魅力ある外科医として育て上げる教室を作ることであり、消化器外科、小児外科、乳腺外科に多くの人材を残すことに邁進して参りたいと思います。
松橋 延壽診療内容
食道
食道は胸の中心に位置し心臓や肺に囲まれているため、多職種で治療計画を立て、安心かつ最善の治療を目指す必要があります。不安なことはなんでもいつでも相談できるように心がけています。
胃
胃外科では、胃がんのほか、GISTなどの胃粘膜下腫瘍、食道裂孔ヘルニアなどの上部消化管疾患対する手術に加え、高度肥満症に対する減量代謝改善手術や、胃がんやGISTなどに対する化学療法(抗がん剤治療)にも力を入れて診療を行っております。患者さんに寄り添った最善の治療方法をご提案いたします。
大腸
大腸外科では、結腸、直腸、肛門にできた大腸がんや最近増加傾向にある潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患に対し、手術のほか薬物療法や放射線治療などの集学的治療を行っています。それぞれの患者様のニーズに沿った最良最適な治療を心がけておりますので、ぜひご相談ください。
肝胆膵
肝胆膵外科とは、肝臓、胆道（胆管や胆嚢）、膵臓の病気を、手術を中心とした治療方法により完治を目指す分野です。難易度が高い手術が多いため、安全に手術を完遂することを最も大切にして診療を行っております。
乳腺
「乳腺外科」は、乳腺の病気を担当する唯一の診療科です。岐阜大学病院の乳腺外科は、診断と治療に熟練した専門医と最新の器機が整備されています。ご自分で乳房の異常を発見されたり、がん検診や健康診断のほかに地域の診療所や総合病院の検査で発見された乳がんの治療を行っています。
小児外科
生まれたばかりの新生児から中学生までの手術治療を行っております。岐阜県下随一の小児鏡視下手術（腹腔鏡や胸腔鏡などのカメラを用いた手術）施設であるとともに、岐阜県下唯一の小児固形腫瘍治療施設でもあります。お子様が手術が必要な病気と診断された際には、是非ご相談ください。
研究
消化器癌・乳癌に関する「基礎研究」から「臨床研究」まで、大学院生を中心として積極的に取り組んでおります。また、他の基礎系研究室とも連携し、腫瘍に関する病態解析や治療開発を行っております。
