肝炎患者さんの健康管理を目的に、従来より肝疾患手帳をお配りしていましたが、平成28年4月、最新バージョンに更新しました。

この中に、診療データの経過表とともにインターフェロン、直接作用型抗ウイルス剤、核酸アナログの各治療助成制度のことも詳しく記載しております。 保健所や医療機関にも置いてありますので、診察にお使い頂ければ幸いです。 インターフェロン、直接作用型抗ウイルス剤、核酸アナログ治療時や肝庇護剤治療時の経過を記録し、通院・治療に役立てていただくことによって、より質の高い外来診療が可能になると思います。

長期間の経過を記録していただくことで、血液検査の変化をより早期に発見でき、定期的に画像検査や内視鏡検査の予定を立てることができると思います。
ご自身の病気の理解のため、またかかりつけ医と病院の専門医との診療情報の共有のためにも重要なデータとなります。

肝臓病の克服のために、主治医の先生とともに肝疾患手帳を活用されることを願っています。

※肝疾患手帳は保健所や専門の医療機関でも無料配布を行っております。