キャリアパス
特定の専門性をもつ看護師へのキャリアパス
看護師としての専門知識や技術を段階的に身につけるために、「クリニカルラダー」を用いた教育を行っています。
さらに、看護師としての専門性を極めるゴールまでの道筋をキャリアパスとして示しています。
当院の特定の専門性をもつ看護師
当院では下記の専門看護師、認定看護師が活躍しています。
専門看護師 5名
がん看護 | 2名 | 慢性疾患看護 | 1名 |
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急性・重症患者看護 | 2名 |
認定看護師 25名
感染管理 | 4名 | 皮膚・排泄ケア | 2名 |
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摂食・嚥下障害看護 | 1名 | 糖尿病看護 | 2名 |
集中ケア | 3名 | 救急看護 | 2名 |
小児救急看護 | 1名 | 手術看護 | 1名 |
がん化学療法看護 | 2名 | 緩和ケア | 2名 |
がん性疼痛 | 1名 | 乳がん看護 | 1名 |
認知症看護 | 2名 | 新生児集中ケア | 1名 |
特定行為研修修了者 19名
専門看護師・認定看護師・特定看護師への道!
認知症看護認定看護師
「あなたが見知らぬ場所で、知らない人に話しかけられたらどう感じるでしょうか?」認知症看護認定看護師である私の役割は、患者さんの困難や不安を理解し、サポートすることです。認知症は、場所や時間の感覚、さらには人の顔の認識までが曖昧になる疾患です。私たちはその不安を真摯に受け止め、安心できるケアを提供します。そして、医師や薬剤師とも連携し、患者さん一人一人に合わせた最良のケアを提供するための取り組みを続けています。
乳がん看護認定看護師
私は様々な患者さんと出会いの中で、乳がん看護に関心を持ち2019年に乳がん看護認定看護師の資格を取得しました。資格取得から4年たった今でも、認定看護師としての看護実践とは何が求められるのか、チーム医療にどのように貢献していけばいいのか、試行錯誤の毎日です。しかし専門分野を持ち学び続けること、学んだ知識や技術を看護実践に生かせることは、仕事のやりがいであり、自分自身への信頼へ繋がっています。私はこの道を志してよかったなと思っています。
特定看護師
私が特定看護師になろうと思った動機は、3つあります。1つ目は、患者さんへの処置をタイムリーに実施できれば、患者さんの身体的・精神的苦痛を少しでも早く減らすことができるのではないかと強く思ったことです。医師の都合で処置が行われるまで長時間待ち続け、身体的・精神的な苦痛を感じていた患者さんから、「看護師さんじゃできないの?先生しかできないの?」とすがるように言われた時に、知識や技術を習得した看護師なら、医師の指示のもと処置が実施できると痛感しました。「特定看護師として特定行為が実践できれば、患者さんは、早期に症状が回復し、苦痛も和らぐはずだ」と感じたことが、特定看護師を目指した最初のきっかけとなりました。2つ目は、医師を含めた多職種と協働する時に、看護師として、患者さんの代弁者として、患者さんにとって安全で安楽に過ごせるような方向へ導く支援ができるのではないかと思ったことです。そして、3つ目は、知識・技術を深めることで根拠をもって後輩看護師へより質高く指導できると思ったことです。
現在、私は、看護師特定行為研修の基本コース、外科コースを修了し、習得した知識・アセスメント能力・技術を活かし、横断的に特定行為を実践しています。例えば、胸腔ドレーンの抜去、末梢留置型中心静脈注射用カテーテルの挿入などを実践しています。
今後、私は、特定看護師のロールモデルとして、一人でも多くの後輩が、特定看護師を目指したいと思えるように、自己研鑽に励み積極的に活動していきたいと考えています。