教授挨拶
秋山 治彦
- 1988年
- 京都大学医学部 卒業
- 2003年
- テキサス大学MDアンダーソン癌センター
アシスタントプロフェッサー - 2013年
- 岐阜大学医学部整形外科教授
- 2022年 4月
- 岐阜大学医学部附属病院長
私たちが日常生活を送るためには、体を円滑に動かす必要があります。そのためには、骨格、関節、筋肉、神経といった臓器が健康でなければなりません。整形外科とは、これら運動器の病気を診断し治療する専門医師の診療科です。運動器の疾患は、先天性疾患、骨折および外傷、スポーツ障害、腫瘍、関節リウマチ、脊椎疾患、関節障害、骨粗鬆症など、新生児を含む若年者から高齢者まで幅広い年齢層に及びます。岐阜大学医学部整形外科は開講60年以上の歴史を有し、多くの医局員・同門会員が、一般診療、外科手術、リハビリテーションを通して患者診療・地域医療に従事してまいりました。現在、大学病院および関連病院におきまして年間約10,000症例の手術を施行し、さらにコンピューター支援手術をはじめとする最先端医療や、関節鏡や脊椎内視鏡を用いた最小侵襲手術、先進医療や難治疾患に対する新規治療法の開発も積極的に行っております。また、整形外科医を志す若い先生方には、大学病院と関連病院が連携し、専門性の高い充実した卒後研修プログラムを提供しております。
岐阜大学医学部整形外科は、国際性を涵養しながら地域へ貢献できますことを目指し、
臨床:安全性・正確性の確保による信頼性の高い高度な医療の実践
教育:創造性を陶冶し、倫理観と豊かな人間性を兼ね備えた夢と情熱に溢れる整形外科医の育成
研究:新たな『知』の創造による先進的医療開発への挑戦と整形外科治療の革新
の実現のため、教室員一人一人が目標を設定し、モチベーションを持ち、その実現のため日々挑戦しております。
また、患者さんへのより良い医療は、医者、看護師、コメディカルをはじめとする多くのスタッフのチームワークで初めて実現いたします。私たちは、真摯な姿勢で思いやりの心を持ち、協調性かつリーダーシップを発揮して、整形外科医としての高度な専門的医療を心がけて参ります。
岐阜大学医学部整形外科教室教授
秋山 治彦