病院長あいさつ
 
 

創立150周年に寄せて
 1875年(明治8年) 8月に岐阜県厚見郡今泉村本願寺出張所(現岐阜市西野町西本願寺別院) に岐阜県公立病院として開設されました岐阜大学医学部附属病院は、2025年 (令和7年)に創立150周年を迎えます。これまで多くの医療人を輩出し、国内外で活躍されておられます。

 当院は、「あなたとの対話が創る信頼と安心の病院」を理念とし、
 1.患者中心のチーム医療を提供します。
 2.人間性豊かな医療人を育成します。
 3.先進医療の研究・開発・提供を実践します。
 4.地域との医療連携を強化します。

 以上の4つの基本方針を下に、高度急性期医療の提供、教育・国際化の推進、新規医療技術開発、働き方改革、経営基盤の確立を社会と医療のニーズに答える病院づくりをグランドデザインとしております。
 日本社会のSociety5.0への発展のもと、当院も手術棟にダヴィンチをはじめとする手術 ロボットやスマートオペレーションシアターの整備、外来におけるスマート決済やiPadでの問診登録、 自走AIロボットによる物品搬送 などスマートホスピタルへの進化が進められています。今後はAIをはじめとする最先端技術を導入し、質の高い医療を継続的に提供できる病院、働いてよかった・受診してよかった病院、次世代を担う優秀な医療人・医学者を育成する病院を目指してまいります。

 この度、創立150周年を迎えるにあたり、さらに50年後、100年後の岐阜大学医学部附属病院が、岐阜の人々の命を守り、理念と基本指針のもと医学・医療の発展に寄与する国立の大学病院として努力し決意してまいります。
 創立記念の趣意にご賛同いただき、格別のご支援とご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

岐阜大学医学部附属病院長
   秋山治彦