エイズ対策推進センター

清水 雅仁
センター長
清水 雅仁
副センター長
生駒 良和

ヒト免疫不全ウイルス(HIV)は、性交渉や血液などを介して、リンパ球の一種のCD4陽性リンパ球に感染します。元来、CD4陽性リンパ球は、病原微生物から身体を守る抵抗力(免疫)を担っており、極めて重要な免疫担当細胞の一つですが、HIVに感染すると、徐々にCD4陽性リンパ球は減少し、やがて免疫不全に陥り、様々な感染症や悪性腫瘍を発症します。この状態を後天性免疫不全症候群(AIDS)といいます。
当院は岐阜県の都道府県エイズ中核拠点病院に指定されており、エイズ教育、診療、カウンセリングなどを行っています。特に研修活動、教育活動などは、東海地区ブロック拠点病院の名古屋医療センター、県内各地域のエイズ拠点病院とも密接に連携・協力しています。各診療科の協力のもと、歯科を含めたあらゆる領域の診療が対応可能です。

診療

以前は、HIV/AIDSは不治の病と言われていましたが、近年、HIV感染症に対する抗ウイルス療法は格段に進歩し、きちんと治療を受ければ、通常の健康人と変わらないほどの生命予後が期待できるようになりました。現在では、1日1回1錠での内服治療も可能になりました。一方、AIDSを発症して初めてHIV感染症と診断された場合には、AIDSによる各種感染症の治療が優先されますが、時に治療に難渋します。AIDSを発症しない段階でHIV感染症を診断・治療することが、患者さん自身にも、そのパートナーにとっても極めて重要です。
実際の診療は、当院の血液感染症内科(第一内科)が行っておりますが、さまざまな合併症に対応するべく、当院の各診療科の協力が得られます。医師、AIDS専門の薬剤師、看護師、カウンセラー、ケースワーカーなどが協力しながら、包括的診療を行っています。 薬剤師は、エイズ治療にとっても最も重要な抗ウイルス療法の服薬指導を、カウンセラーあるいはケースワーカーは各種福祉制度利用の援助やさまざまな問題の相談などを担当しています。

診療

以前は、HIV/AIDSは不治の病と言われていましたが、近年、HIV感染症に対する抗ウイルス療法は格段に進歩し、きちんと治療を受ければ、通常の健康人と変わらないほどの生命予後が期待できるようになりました。現在では、1日1回1錠での内服治療も可能になりました。一方、AIDSを発症して初めてHIV感染症と診断された場合には、AIDSによる各種感染症の治療が優先されますが、時に治療に難渋します。AIDSを発症しない段階でHIV感染症を診断・治療することが、患者さん自身にも、そのパートナーにとっても極めて重要です。
実際の診療は、当院の血液感染症内科(第一内科)が行っておりますが、さまざまな合併症に対応するべく、当院の各診療科の協力が得られます。医師、AIDS専門の薬剤師、看護師、カウンセラー、ケースワーカーなどが協力しながら、包括的診療を行っています。 薬剤師は、エイズ治療にとっても最も重要な抗ウイルス療法の服薬指導を、カウンセラーあるいはケースワーカーは各種福祉制度利用の援助やさまざまな問題の相談などを担当しています。

教育・研修

医師・看護師のみならず、すべての医療従事者を対象に、学内および県内各所で研修会を開催しています。また、医師、薬剤師、看護師、カウンセラーは、より高度な技術を取得するべく、県外の専門施設、研修機関にも出向する機会を設けています。

教育・研修

医師・看護師のみならず、すべての医療従事者を対象に、学内および県内各所で研修会を開催しています。また、医師、薬剤師、看護師、カウンセラーは、より高度な技術を取得するべく、県外の専門施設、研修機関にも出向する機会を設けています。