人間の腕の骨は背中にある肩甲骨とつながっています。肩の運動は、腕の骨と肩甲骨が連動して行われるため、どちらかの骨の可動域が狭くなると、姿勢の乱れが生じたり、肩の凝りやしびれなどの不調を引き起こしたりします。今回は、そんな肩の運動に重要な役割を持っている肩甲骨の可動域を広げる体操を紹介します。
肩甲骨の内側の筋肉(僧帽筋)の運動
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❶ 壁に手を着き両手を挙げてバンザイの姿勢をつくります。
❷ 背中をすくめるよう意識して壁から手を離します。
❸もう一度壁に手を着きます。
❹②と③を10回行ったら一度腕を降ろしましょう。
【10回×3セット】
肩甲骨の内側の筋肉(僧帽筋)のストレッチ
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❶ 腕を前方へまわし、左手で右の肘あたりをつかんで左斜め下の方へ引きます。
❷ 顔は右を向きます。
❸右の肩甲骨の内側の張りを感じたらゆっくり10秒キープします。
❹左右交代して①~③を繰り返します。背中の肩甲骨の内側が伸びていることを感じながら行っていただくとより効果的です。
【左右10回×3セット】
※痛みなどがあればすぐに運動を中止し、医師や理学療法士に相談しましょう。
教えてくれたのは・・・
理学療法士
理学療法士