形成外科
- 診療科の基本情報
- 外来診療・医師の紹介
- 診療実績
日本に形成外科が登場してから既に半世紀以上を過ぎているにもかかわらず、一般の皆様には、なじみの薄い診療科だと思います。実際に診療している形成外科医でも、その診療内容を一言で言い表すことは困難です。形成外科は眼科、耳鼻科などの身体の部位や臓器別の診療科ではありません。
形成外科は主として、機能回復と生活の質の向上を目的とする専門外科です。形成外科には大別して二つの専門領域があります。一つは、「再建外科」であり、もう一つは、「美容外科」です。再建外科は「生まれつきの、またはけがや癌などで変形したり失われた体の表面や骨の異常を、機能の回復のみならず形も正常に近い状態に再建し、生活の質の向上に貢献する」専門領域です。また、「美容外科」は、客観的には病気と認められない細微な形態変化を外科的に修復して、生活の満足度を向上させる専門分野と言えます。 保険診療の対象となるのは、このうち「再建外科」で、現在「美容外科」の診療は行っていません。
主な疾患・診療内容
新鮮外傷、新鮮熱傷
体表のケガとヤケドのことです。外科系の診療科でしたらまず問題なく治療・処置はしてもらえると思いますが、それを専門にして最善の治療を目指すのが形成外科です。
新鮮外傷、新鮮熱傷
体表のケガとヤケドのことです。外科系の診療科でしたらまず問題なく治療・処置はしてもらえると思いますが、それを専門にして最善の治療を目指すのが形成外科です。
顔面骨骨折および顔面軟部組織損傷
顔の骨を含む顔のケガのことです。顔の骨は手足の骨とは異なり、見た目も重要な治療対象となりますので当科で治療を行っています。また顔にはまぶた、唇、鼻 など特殊な形や機能を持つ部位があり、顔面神経や涙管(なみだの通り道)など大切なものが浅い部位にあります。従って顔をケガすると傷跡が目立つのはもちろんです が、浅いケガでも機能的な障害が生じることがありますので当科で治療を行っています。ケガなどが原因で鼻が低くなってしまった方には「隆鼻術」も行っています。
顔面骨骨折および顔面軟部組織損傷
顔の骨を含む顔のケガのことです。顔の骨は手足の骨とは異なり、見た目も重要な治療対象となりますので当科で治療を行っています。また顔にはまぶた、唇、鼻 など特殊な形や機能を持つ部位があり、顔面神経や涙管(なみだの通り道)など大切なものが浅い部位にあります。従って顔をケガすると傷跡が目立つのはもちろんです が、浅いケガでも機能的な障害が生じることがありますので当科で治療を行っています。ケガなどが原因で鼻が低くなってしまった方には「隆鼻術」も行っています。
唇裂・口蓋裂
先天異常の一つでくちびる、はぐき、口蓋(口の中の天井部分)に割れ目が残ってしまった病気です。当院では唇裂のみ治療を行っています。 小さい頃に手術を受けた方で傷跡が目立つ場合にも、修正が可能な場合がありますので担当医にご相談ください。
唇裂・口蓋裂
先天異常の一つでくちびる、はぐき、口蓋(口の中の天井部分)に割れ目が残ってしまった病気です。当院では唇裂のみ治療を行っています。 小さい頃に手術を受けた方で傷跡が目立つ場合にも、修正が可能な場合がありますので担当医にご相談ください。
手、足の先天異常、外傷
専門は整形外科の手の外科になりますが、当科でも一部診療しています。
手、足の先天異常、外傷
専門は整形外科の手の外科になりますが、当科でも一部診療しています。
その他の先天異常
陥没乳頭
臍突出症・臍ヘルニア
漏斗胸
尿道下裂
頭蓋縫合早期癒合症
先天性眼瞼下垂
小耳症
生まれつきの様々な体表・形態の異常に対する治療を行っています。 生まれつきであっても、治療可能な異常はいろいろあります。まずは担当医にご相談ください。
岐阜大学においては耳鼻咽喉科から発生した経緯があるため、耳の先天異常を比較的得意としています。現在治療を行っている耳の先天異常と しては、形が不完全だったり、ほとんど欠損していたりする「小耳症」、曲がっている「折れ耳」、立ち上がっている「立ち耳」、一部皮下に 埋まってしまっている「埋没耳」などがあります。特に小耳症は「永田法」による再建術を行っています。
その他の先天異常
陥没乳頭
臍突出症・臍ヘルニア
漏斗胸
尿道下裂
頭蓋縫合早期癒合症
先天性眼瞼下垂
小耳症
生まれつきの様々な体表・形態の異常に対する治療を行っています。 生まれつきであっても、治療可能な異常はいろいろあります。まずは担当医にご相談ください。
岐阜大学においては耳鼻咽喉科から発生した経緯があるため、耳の先天異常を比較的得意としています。現在治療を行っている耳の先天異常と しては、形が不完全だったり、ほとんど欠損していたりする「小耳症」、曲がっている「折れ耳」、立ち上がっている「立ち耳」、一部皮下に 埋まってしまっている「埋没耳」などがあります。特に小耳症は「永田法」による再建術を行っています。
母斑、血管腫、良性腫瘍
良性のアザやできものであっても、顔など見た目に影響する場所においては当科での治療を希望される患者さんが多くみえます。 いわゆるイボやホクロは専門的に言えば皮膚腫瘍(悪いものではなくてもできものは腫瘍といいます)といって保険診療で治療可能な疾患です。 もちろん中には皮膚の悪性腫瘍が隠れている場合がありますので、慎重な治療を心がけています。
母斑、血管腫、良性腫瘍
良性のアザやできものであっても、顔など見た目に影響する場所においては当科での治療を希望される患者さんが多くみえます。 いわゆるイボやホクロは専門的に言えば皮膚腫瘍(悪いものではなくてもできものは腫瘍といいます)といって保険診療で治療可能な疾患です。 もちろん中には皮膚の悪性腫瘍が隠れている場合がありますので、慎重な治療を心がけています。
悪性腫瘍およびそれに関連する再建
胃の悪性腫瘍などで胃を切除した後には、断端同士などをつないだりすることによって再建が可能です。しかし悪性腫瘍切除に伴う 体表の欠損が大きい場合や、口の中や顔の悪性腫瘍では切除後に縫い閉じることができないことが多々あります。このような場合には 当科が体の他の場所から組織を移植する「再建術」を行っています。そのような場所としては頭や首(耳鼻咽喉科・脳神経外科領域)、 手足(整形外科領域)、乳房(乳腺外科領域)、おなかや背中(消化器外科・泌尿器科・産婦人科領域)と全身に及びます。
悪性腫瘍およびそれに関連する再建
胃の悪性腫瘍などで胃を切除した後には、断端同士などをつないだりすることによって再建が可能です。しかし悪性腫瘍切除に伴う 体表の欠損が大きい場合や、口の中や顔の悪性腫瘍では切除後に縫い閉じることができないことが多々あります。このような場合には 当科が体の他の場所から組織を移植する「再建術」を行っています。そのような場所としては頭や首(耳鼻咽喉科・脳神経外科領域)、 手足(整形外科領域)、乳房(乳腺外科領域)、おなかや背中(消化器外科・泌尿器科・産婦人科領域)と全身に及びます。
瘢痕、瘢痕拘縮、肥厚性瘢痕、ケロイド
瘢痕とはいわゆる「傷跡」のことで、大まかにいえば突っ張りがあると「瘢痕拘縮」、膨らみや赤みが強いと「肥厚性瘢痕」、 さらに元の傷跡より大きくなってしまうと「ケロイド」とその程度によって分けられます。飲み薬、貼り薬、注射などの保存的治療と、 適宜手術を組み合わせた治療を行っています。傷跡を目立たなくする傷跡なおしも保険診療で行っていますので一度ご相談ください。
瘢痕、瘢痕拘縮、肥厚性瘢痕、ケロイド
瘢痕とはいわゆる「傷跡」のことで、大まかにいえば突っ張りがあると「瘢痕拘縮」、膨らみや赤みが強いと「肥厚性瘢痕」、 さらに元の傷跡より大きくなってしまうと「ケロイド」とその程度によって分けられます。飲み薬、貼り薬、注射などの保存的治療と、 適宜手術を組み合わせた治療を行っています。傷跡を目立たなくする傷跡なおしも保険診療で行っていますので一度ご相談ください。
褥瘡、難治性潰瘍
褥瘡は「床ずれ」とも呼ばれ、体の骨が突出した部分で皮膚が自分の体の重さで圧迫されることにより血流が不十分となり壊死、潰瘍を生じたものです。 通常は麻痺や老衰のために自分で体を動かせない方に見られます。ベッドや生活習慣の改善と、軟膏や被覆材による保存的治療をまず行います。 ただし適応のある方には積極的に手術的治療を選択して、早期治癒を目指しています。
それから長期にわたり治らない皮膚の傷を「難治性潰瘍」といい、糖尿病や足の血管の病気の方で多く見られます。こちらの治療も当科で行っています。
褥瘡、難治性潰瘍
褥瘡は「床ずれ」とも呼ばれ、体の骨が突出した部分で皮膚が自分の体の重さで圧迫されることにより血流が不十分となり壊死、潰瘍を生じたものです。 通常は麻痺や老衰のために自分で体を動かせない方に見られます。ベッドや生活習慣の改善と、軟膏や被覆材による保存的治療をまず行います。 ただし適応のある方には積極的に手術的治療を選択して、早期治癒を目指しています。
それから長期にわたり治らない皮膚の傷を「難治性潰瘍」といい、糖尿病や足の血管の病気の方で多く見られます。こちらの治療も当科で行っています。
美容外科
大変申し訳ありませんが、現在当院では治療対象外となっております。他院美容外科でのトラブルに対しても対応しておりません。
美容外科
大変申し訳ありませんが、現在当院では治療対象外となっております。他院美容外科でのトラブルに対しても対応しておりません。
その他
・顔面神経麻痺
・顎変形症
・顔・まぶたの疾患(進行性顔面片側萎縮症、後天性眼瞼下垂)
・性同一性障害、爪・毛などの疾患(毛巣洞、陥入爪、巻き爪、禿髪)
・義眼床手術
・腹壁瘢痕ヘルニア
・リンパ浮腫
・腋臭症
その他
・顔面神経麻痺
・顎変形症
・顔・まぶたの疾患(進行性顔面片側萎縮症、後天性眼瞼下垂)
・性同一性障害、爪・毛などの疾患(毛巣洞、陥入爪、巻き爪、禿髪)
・義眼床手術
・腹壁瘢痕ヘルニア
・リンパ浮腫
・腋臭症