免疫・内分泌内科

免疫・内分泌内科は、からだの防御機構に大事な免疫システムの異常によっておこる病気と、からだの働きをコントロールするホルモン(内分泌)の異常によって起こる病気を専門とします。ホルモンはさまざまな内分泌臓器(下垂体、甲状腺、副腎、膵、消化管など)から分泌されます。内分泌疾患としては聞きなれない病気が多いですが、高血圧患者さんの中にもホルモン異常が隠れていることがあり注意が必要です。また免疫異常からくる病気には、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、強皮症などを代表とした膠原病があります。微熱、全身倦怠感、関節痛、発疹など風邪に似た症状が長引く時は注意が必要です。肺、肝臓、腎臓、神経などの内臓病変を伴うこともありますので早めに受診しましょう。

主な疾患・診療内容

甲状腺、副腎などの内分泌疾患

甲状腺は新陳代謝を活発にするホルモンを作っていますが、分泌が低下する橋本病では寒がり、倦怠感、むくみなどが出現し、分泌が亢進するバセドウ病では発汗、体重減少、動悸などの症状が出現します。甲状腺エコー、シンチグラムなどで確実に診断し治療いたします。また成長ホルモン分泌異常(低身長、先端巨大症)やクッシング病、カルシム代謝異常なども専門医がきちんと診断しています。当科では甲状腺、下垂体、副腎などにできる腫瘍も扱っています。これらの内分泌腫瘍はほとんどが小さく正確な局在診断が大事です。見逃されている病気がないかいつでもご相談下さい。

甲状腺、副腎などの内分泌疾患

甲状腺は新陳代謝を活発にするホルモンを作っていますが、分泌が低下する橋本病では寒がり、倦怠感、むくみなどが出現し、分泌が亢進するバセドウ病では発汗、体重減少、動悸などの症状が出現します。甲状腺エコー、シンチグラムなどで確実に診断し治療いたします。また成長ホルモン分泌異常(低身長、先端巨大症)やクッシング病、カルシム代謝異常なども専門医がきちんと診断しています。当科では甲状腺、下垂体、副腎などにできる腫瘍も扱っています。これらの内分泌腫瘍はほとんどが小さく正確な局在診断が大事です。見逃されている病気がないかいつでもご相談下さい。

二次性の高血圧や糖尿病

高血圧患者さんの中にはホルモン分泌の異常が隠れている場合があります。例えばアルドステロンは体に塩分や水分を蓄えておくのに必要な副腎ホルモンですが、小さな良性腫瘍から過剰に分泌されると高血圧になります。きちんと診断し、負担の少ない内視鏡下の手術などで腫瘍を取れば治ります。またコルチゾールは生きていく上に欠かせないホルモンですが、下垂体や副腎の良性腫瘍によりたくさん出過ぎると、高血圧や糖尿病になるクッシング症候群という病気もあります。発育に必須な成長ホルモンも、大人になって出過ぎると靴のサイズが大きくなったり、顔つきが変わったり、糖尿病になることがあります。

二次性の高血圧や糖尿病

高血圧患者さんの中にはホルモン分泌の異常が隠れている場合があります。例えばアルドステロンは体に塩分や水分を蓄えておくのに必要な副腎ホルモンですが、小さな良性腫瘍から過剰に分泌されると高血圧になります。きちんと診断し、負担の少ない内視鏡下の手術などで腫瘍を取れば治ります。またコルチゾールは生きていく上に欠かせないホルモンですが、下垂体や副腎の良性腫瘍によりたくさん出過ぎると、高血圧や糖尿病になるクッシング症候群という病気もあります。発育に必須な成長ホルモンも、大人になって出過ぎると靴のサイズが大きくなったり、顔つきが変わったり、糖尿病になることがあります。

全身性エリテマトーデス

発熱、関節痛、顔の蝶形紅斑などを特徴とした、比較的若年女性に多く発症する病気です。紫外線、感染、妊娠などが発症のきっかけとなることがあります。治療は副腎皮質ステロイド剤を中心に使用されますが、肺、腎臓、中枢神経に病変が広がるとステロイド大量療法、免疫抑制剤が必要となることがあります。

全身性エリテマトーデス

発熱、関節痛、顔の蝶形紅斑などを特徴とした、比較的若年女性に多く発症する病気です。紫外線、感染、妊娠などが発症のきっかけとなることがあります。治療は副腎皮質ステロイド剤を中心に使用されますが、肺、腎臓、中枢神経に病変が広がるとステロイド大量療法、免疫抑制剤が必要となることがあります。

強皮症

手指のむくみ、関節痛から始まり、手の甲や腕、顔の皮膚などが硬くなってきます。また内蔵病変として肺が硬くなったり食道下部が拡張して胸やけをきたします。肺高血圧症や強皮症腎は難治性の状態といわれています。一般的にステロイド剤が効きにくいためその他の治療法を開発中です。

強皮症

手指のむくみ、関節痛から始まり、手の甲や腕、顔の皮膚などが硬くなってきます。また内蔵病変として肺が硬くなったり食道下部が拡張して胸やけをきたします。肺高血圧症や強皮症腎は難治性の状態といわれています。一般的にステロイド剤が効きにくいためその他の治療法を開発中です。