緩和ケアセンターの紹介

緩和ケアセンターの紹介

緩和ケアセンターとは

患者さんとご家族の支えとなるための医療
医師・看護師を中心とした多職種が連携した医療チーム

がん対策の基本的方向について定められている「がん対策推進基本計画」の重点的に取り組むべき課題のひとつとして、「がんと診断された時からの緩和ケアの推進」が、取り上げられています。

平成26年1月に定められたがん診療連携拠点病院等の指定要件では、都道府県がん診療連携拠点病院の診療機能強化に向けた要件として平成28年3月までに「緩和ケアセンター」を整備することが求められました。

「緩和ケアセンター」は、全てのがん患者さんやそのご家族等に対して、診断時からより迅速かつ適切な緩和ケアを切れ目なく提供するため、専門的緩和ケアを提供する院内拠点組織とされています。

緩和ケアセンターとは

緩和ケア部門

当院においても種々検討がされ、がんセンターの緩和ケア部門に「緩和ケアセンター」を設置し、緩和ケア部門長・田辺久美子(麻酔科疼痛治療科臨床教授)を緩和ケアセンター長*1)として指名しました。今後、緩和ケアセンター長、ジェネラルマネージャー*2)を中心として、よりよい緩和ケア体制の構築を目指し、緩和ケアセンターを整備していきます。

*1 緩和ケアセンター長

緩和ケアセンターの機能全体を統括する緩和ケアセンター長として、医師を1人配置すること。なお、当該医師については、常勤であり、なおかつ院内において管理的立場であること。

*2 ジェネラルマネージャー

緩和ケアセンターの機能を管理・調整する、専従のジェネラルマネージャーを配置すること。ジェネラルマネージャーは、常勤の組織管理経験を有する看護師であること。また、がん看護専門看護師またはがん看護関連の認定看護師であることが望ましい。

「緩和ケアセンター」の具体的推進方策について(とりまとめ)(厚生労働省)より

都道府県がん診療連携拠点病院としての取組み

岐阜県全体のがん診療水準の均てん化を図るとともに、都道府県がん診療連携拠点病院及び各地域がん診療連携拠点病院間の連携協力体制を図るために、岐阜県がん診療連携拠点病院協議会が設置され、当院の病院長が協議会長を務めています。さらに、協議会の下には、連携パス、緩和医療、がん情報、相談支援、教育研修の5つの専門部会が設置されました。

緩和医療専門部会は、本院緩和ケアセンター長でもある田辺久美子(麻酔科疼痛治療科臨床教授)が部会長を務め、県内の緩和ケアの推進を目的として各拠点病院の緩和ケアに携わる医療従事者と岐阜県の担当課と協力し活動しています。