令和4年度多数傷病者受入訓練を実施しました

お知らせ
令和4年5月27日(金)、バスの交通事故を想定した多数傷病者受け入れ訓練をトリアー ジ施設及び本院1Fで実施しました。
 この訓練は、多数傷病者を受け入れる際の病院における初動体制整備・確認に重点を置き、関係機関との連携や、本院の基幹災害拠点病院としての対応能力向上を目的として毎年実施しています。
 当日は、医学科4年生が医師役、患者役、家族役、報道役として参加し、医療チームの立ち上げから、問診等を行い新型コロナウイルス感染疑いの有無、重症度によって治療の優先順位を決める「トリアージ」、診療、治療や入院先決定まで一連の模擬治療活動を当院の医師や看護師ら医療スタッフと共同で行いました。

 この訓練に参加した医学科4年生は「患者さんが次々と搬送されてくる中で優先順位をどのようにつけるか悩んだ。スピードと質を両立する難しさを改めて感じた」と振り返り、救急災害医学講座の鈴木医師は「こちらの想定していたものを上回る学生もおり、とても勉強しているように感じた。この経験を踏まえ、東海地方の災害に対応できる医師になってほしい」と述べました。
 当院は、今後も災害時に備えた実地訓練を重ね、地域の皆さんが安全・安心に過ごせるよう努めてまいります。

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