微生物検査部門｜岐阜大学医学部附属病院検査部

検査室紹介

Laboratory

微生物検査部門では感染症を起こす細菌、ウイルス、真菌（カビ類）、原虫などを検出することが主な業務です。当検査室では患者さんの検体（血液、喀痰、尿、便、膿など）から塗抹鏡検、培養検査、同定検査、薬剤感受性検査等を行います。

検体をスライドガラスに塗布してグラム染色後、顕微鏡にて観察します。
細菌の推測や炎症の程度を把握することができます。

検体を培地に塗布し、適した温度で培養を行うと、24～48時間にコロニー（集落）を形成します。
同定検査ではコロニーを用いて質量分析装置や生化学性状にて菌名を決定します。

細菌の種類によって効果がある薬剤は様々です。薬剤感受性検査では同定した菌に効果が有るか無いかを判定します。

また、検査だけでなく院内感染対策チーム（ICT）、抗菌薬適正使用支援チーム（AST）の一員として薬剤耐性菌の動向提供や病棟ラウンドを実施し感染対策にも取り組んでいます。

患者さんから採取した血液を専用ボトルを用いて培養することで、血液中の細菌の有無を確認します。

核酸抽出・PCR増幅・検出までを自動で行い、一回の測定で2種類以上の遺伝子配列を増幅し、ウイルスや細菌を検出します。

核酸抽出・PCR増幅・検出までを自動で行い、複数検査項目の同時測定を可能とします。