ごあいさつ
Greeting
検査部長 挨拶
岐阜大学医学部附属病院検査部のホームページにようこそ。2019年6月より検査部長を拝命しております大倉宏之です。
検査部には検体検査・生理検査・微生物検査の各部門があり、各部門が質の高い検査を提供することによって、岐阜大学医学部附属病院における診断・治療に貢献しています。
2019年には国際標準化機構が認定するISO15189を取得しています。
検査部 部長大倉 宏之
検査について
検体検査部門では血液や尿などの患者検体から、血球、生化学検査等を行っています。同一の検査機器を2台ずつ併用(ミラーリング)し、24時間"検査を止めない"バックアップ体制で、休日平日を問わず緊急検査をリアルタイムに受け入れています。
生理検査部門では、体の働きに関する様々な情報を画像や波形にして調べています。循環器領域、呼吸器領域、脳神経領域、耳鼻科領域などの検査が行われており、各分野の専門資格を有する技師が取り組んでいます。
微生物検査部門では感染症の原因となる細菌、ウイルス、真菌(カビ類)、原虫などを検出しています。検体(血液、喀痰、尿、便、膿など)から塗抹鏡検、培養検査、同定検査、薬剤感受性検査等を行います。日本臨床微生物学会が認定する臨床微生物検査技師が的確に病原微生物を検出します。
また、院内感染対策チーム(ICT)、抗菌薬適正使用支援チーム(AST)の一員として薬剤耐性菌の動向提供や病棟ラウンドを実施し感染対策にも取り組んでいます。
近年では、新型コロナウイルスの流行にともない、新型コロナウイルスのPCR検査にも対応しています。
研究、教育活動について
大学病院という特徴を生かして、各科の先生方と協力して研究活動にも積極的に取り組んでいます。学会発表はもちろん論文発表も行っており、教育にも力を入れています。
2019年から院内の勉強会として始まった「心エコー図カンファランス」は、新型コロナウイルス感染流行以後は、オンラインでオープンカンファランスとして継続し、現在は岐阜県を中心に多くの病院から医師や技師に参加していただいています。
これからは、医師から他職種へのタスク・シフティング(業務移管)の時代です。それにともない、検査部はますますその重要性、存在感を増していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。