看護部の特色
助産師の仕事
当院の助産師業務
妊娠期
パパママ教室
妊娠28週以降の妊婦さん、旦那さんにパパママ教室を行っています。
出産の流れや旦那さんが妊婦さんをサポートするときの方法などを説明します。
希望される方には、病室や陣痛室、分娩室の見学を行っています。
助産外来
妊娠初期・中期・後期の各期に助産師による個別保健指導を行います。
胎児の成長過程や妊婦のからだの変化、マイナートラブルなど一人ひとりに合った指導を行います。
バースプランを確認し可能な限りご希望に添えるよう支援します。
病棟での保健指導
切迫早産や妊娠高血圧症候群等で入院している妊婦さんに対しても外来と同様に担当助産師が保健指導を行います。
分娩期
分娩第1期のケア
陣痛が来てから子宮口が全開するまで
旦那さんや家族とできるだけリラックスして過ごせるよう呼吸法を一緒に行ったり、腰をさすったりしてサポートします。赤ちゃんや産婦さんの状態を常に観察しています。
新生児へのケア
スタッフ全員がNCPR(Neonatal Cardiopulmonary Resuscitation:新生児蘇生法)の修了認定を受けています。
必要時、NICUスタッフと協力して新生児ケアを行っています。
分娩第2期のケア
子宮口が全開してから赤ちゃんが生まれるまで
音楽を聴きながら出産したい、カンガルーケアをしたいなど、できる限りバースプランが実現するようサポートします。
旦那さんや家族の立ち合い出産を支援します。
医師と協働し安全を第一に分娩介助を行います。
産褥期
保健指導
産後の女性の身体の変化や生活時の注意点について指導します。
お母さんと赤ちゃんのペースに合わせて母乳育児が行えるよう授乳指導や乳房マッサージを行います。
赤ちゃんの特徴や育児の注意点、おむつ交換や沐浴の方法など丁寧に指導します。
メンタルヘルスケア
産後は、ホルモンバランスが崩れることも影響し心が不安定になりやすいと言われています。
そこで産後4日目、2週間健診時、1か月健診時にお話を聞き、不安なことがないか確認しています。
必要時は医師や臨床心理士と連携してメンタル面を支援しています。
退院後の支援
2週間健診、1か月健診で、母乳育児指導や育児相談を行っています。
また必要時には電話訪問を行っています。
その他のライフステージにおけるケア
- 小中学校での性教育の実施
- 不妊治療の看護
- 更年期の看護
- 婦人科手術患者さんの看護
- 婦人科がん患者さんの看護
- がん生殖の看護
岐阜大学医学部附属病院産婦人科の特徴
- 医師と協働し安全を第一に考え助産ケアを実施しています。
- NICU(新生児集中治療部)が隣接しており、赤ちゃんが入院となった場合も産後早期から面会できます。
- 内科・外科・精神科などすべての診療科と協働しています。
- 妊娠期から助産師による個別保健指導を実施しています。
- 正常分娩の方も受け入れています。